技術力

目指すのは“仲間の家庭も守れる会社” 足場架設工事で、自分らしい生き方を探せ!

株式会社フリースタイル

代表取締役

近藤 研太郎

写真/芹澤裕介 文/竹田あきら(ユータック)動画/ロックハーツ | 2022.07.11

足場架設の世界は外から見ているよりも、実はずっとクリエイティブな業界。「足場は思いやり」をモットーにしている株式会社フリースタイルの近藤研太郎代表に、2023年度の新卒募集を前に、足場架設の魅力について聞いた。

株式会社フリースタイル 代表取締役 近藤 研太郎(こんどう けんたろう)

高校卒業の3カ月前に中退し、土木、警備員などのアルバイトを経て、19歳で大工に弟子入り。その後、建築会社で足場仮設工事の仕事に就くも、足に腫瘍が見つかり入院生活を余儀なくされる。手術とリハビリで病気を克服し、再び足場仮設工事の世界に戻り、2014年11月に株式会社フリースタイルを設立。1987年生まれ、千葉県船橋市出身。

スピード作業の中で、どれだけ「思いやり」を表現できるかが勝負

住宅のリフォームやビルの外壁塗装で必要不可欠な足場設置の工事。専門の職人がスピーディーに足場を組み上げるのを見ていると、簡単に仕事をこなしているように見える。しかし、そこには経験に裏打ちされた技術があり、職人のこだわりが垣間見られる。

足場架設工事を請け負う株式会社フリースタイルの近藤研太郎代表は、足場設置の工事は、“職人が自らの個性を表現できる仕事”だと考えている。

「組む人によって完成する足場の形はさまざま。スピード優先で無駄のないシンプルな足場を組む職人もいれば、使う人のことを考えて丁寧な仕事を心がける人もいます。私は、次に使う人の使い心地を最大限に配慮して、足場で“思いやり”を届けたいと思っています」

次の工事では、どんな会社がどんな動きをするのか。近藤代表はそこまで考えて足場を組む。塗装業者が入るならペンキを持って移動しやすいように、次の工事をする会社に体格のいい作業員がいるようなら、いつもより広めにスペースを用意する。

「足場の架設はスピードも要求されます。日に2~3件の工事をこなすため、ひとつの現場にさける時間は限られています。そのなかで、どこまで『思いやり』を表現できるかは、自分との戦いです。当日現場に着いて、設計図を見ながら足場の完成形をイメージし、アドリブも加えて最善の状態で組み上げていきます。アーティストのような創造性もある仕事なんです」

足場業界にはあちこちにチャンスが落ちている

Free styleは、社員の独立を支援している。フリースタイルで足場架設工事の基礎を学び、フリーの職人になって、フリースタイルの仕事をこなしてほしいと近藤代表は話す。

仕事を安定させることで、家庭を守ることができると語る近藤代表。自身の家族だけでなく仲間の家族も守れる会社を目指す。

「フリーになれば、仕事量を自分でコントロールできます。稼ぎたい人は、バリバリ働けば収入がアップします。一方でプライベートを大切にしたい人は、調整次第で時間をつくることができます。未経験で入社しても1~2年で足場架設の基礎を学べますので、その後は、独立して自分のライフスタイルを確立してほしいですね」

フリースタイルに入社してその後に独立すれば、足場の資材やトラックなどを共有して使えるため、元手がほとんど必要ない。さらに、フリースタイルが仕事を紹介してくれるので営業する必要もない。フリーの職人でありながら、フリースタイルから手厚いバックアップを受けることができる。

また、フリースタイル最大の強みは、優しく仕事を教えてくれるメンバーが揃う“人間力”。仕事を覚えるのに「見て盗め!」といった業界イメージはもう古く、時代の流れに合わせて、教育・育成の考え方も変わってきた。フリースタイルでも今の時代にマッチした教育方法で社員の育成をしている。

「建設業界で働くのは気の荒い人というイメージを持つ人もいるかもしれませんが、実際に接してみれば、みんな気の良い優しい人たちです。これから入社する人たちにも、しっかりと技術を身に付けて、いずれは後輩を指導する立場になってほしいです。足場架設の業界は人手不足のため、仕事には困りません。チャンスがあちこちに落ちている状態。足場架設で手に職を付けて、自分らしく豊かな生活を実現して貰えれば、これ以上嬉しいことはないですね」

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vol.56

DXに本気 カギは共創と人材育成

日本アイ・ビー・エムデジタルサービス株式会社

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