技術力

多角経営で地元に貢献!足場仮設を変革する高き‟志"

株式会社Free style

代表取締役

近藤 研太郎

写真/芹澤 裕介 文/竹田 明(ユータック)動画/ロックハーツ | 2019.07.10

21歳のときから建築工事の足場を組んできたという、株式会社Free styleの近藤 研太郎代表。地元貢献を意識した多角経営で、足場仮設にとどまらない幅広い事業を展開中。

株式会社Free style 代表取締役 近藤 研太郎(こんどう けんたろう)

高校卒業の3カ月前に中退し、土木、警備員などのアルバイトを経て、19歳で大工に弟子入り。その後、建築会社で足場仮設工事の仕事に就くも、足に腫瘍が見つかり入院生活を余儀なくされる。手術とリハビリで病気を克服し、再び足場仮設工事の世界に戻り、2014年11月に株式会社Free styleを設立。1987年生まれ、千葉県船橋市出身。

日本の文化と職人の“命を守る”

家を建てたりリフォームをする建築現場で、作業員の安全を守っている足場。安定した足場によって現場の安全性を高めることはもちろん、スピーディーに移動することも可能とし、建築作業の能率も変わるという。

「私たちの使命は、“日本の文化を守る職人さんの命を守り、最高品質の工事に貢献し続けること”です。加えてリフォーム案件の場合、人が住んでいる家の周囲に足場を組みます。住人からすれば、一日でも早くリフォーム作業が終わって解体してほしいはずです。堅牢な足場があれば、作業効率も上がり、リフォーム作業もはかどって工事が早く終わります」

こう話すのは、株式会社Free styleの近藤 研太郎代表。クオリティの高い足場を組むために、Free styleでは月給制で働く正社員が工事を担当する。足場仮設の仕事は、成果報酬制の会社も少なくないというが、それでは会社と作業員の間で利益背反が起きてしまい、高いクオリティを実現できないと考えるからだ。

「一般的に足場を組む会社は、現場に職人を派遣する仕事です。職人は『1件いくら』の契約で現場を担当します。ですから、仕事を請け負っている職人からすれば、ある程度のクオリティさえ維持すれば、多少手を抜いたほうが楽に稼げます。

それは、職人に仕事を任せている会社からすれば、品質コントロールが難しいということです。Free styleは正社員雇用したメンバーが現場を担当します。会社の看板を背負った人間が、お客様満足を念頭に現場で足場を組みます」

近藤代表には、地元千葉に貢献したいという思いがあるため、千葉県を中心にした地域の工事に特化している。一般的な足場工事はハウスメーカーやリフォーム会社の下請けが多く、発注元の都合で遠方まで足を運ぶケースもあるという。

「Free styleは地元に特化するため、パートナーにリフォーム会社を持ち、地元のエンドユーザーの工事を請け負っています。そのため、お客様に感動を与えたいというマインドを持った社員が中心で、彼らと一緒に『安かろう、悪かろう』の足場仮設工事の現状を変革していきたいと考えています」

足場づくりは建築現場で働く人の命を守る、価値ある仕事。それを若い世代に伝えていきたいと語る近藤代表。

「ありがとう」が行き交う町を目指す

近藤代表が展開する事業は、足場仮設やリフォームだけではない。飲食店やネイルサロンの経営など、地元千葉県でいろいろな事業を手がけている。

「困ったときに声をかけてもらえる会社、そして自分自身もそんな存在になりたいと願っています。私が展開している事業は、周囲にいる人たちの発案ではじめたものも多く、その意味では、みんなの『あったらいいな』を形にしています」

「ありがとう」を言われ「ありがとう」を言える町であってほしいと願う近藤代表。自身の手がける事業が、地元の活性化の一助になればと語る。

「一緒に働くメンバーには、食べていくだけの仕事ではなく、“人として自立できる仕事”をしてほしいです。自分がいくらもらえるかを考えるよりも、お客様に対してどれだけの価値を提供できるか考えられる人と一緒に働きたいですね。

将来、足場を組む会社で独立するにしても、自分の店を持つにしても、人の縁、地の縁を大切にすることで、バックアップもサポートもしてくれます。目先のことだけでなく、将来も見据えて働ける人になれば、未来が開けると思っています」

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vol.38

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