技術力

複雑なデータと技術をシンプルに 新ツールの開発で企業成長に貢献

エクスチュア株式会社

CEO

原田憲悟

写真/芹澤 裕介 文/竹田 明(ユータック) 動画/ロックハーツ | 2022.01.11

Q1起業家・経営者になったきっかけを教えて下さい。

学生の頃から起業志向がありました。そのため、就職や転職もそれに役立ちそうな経験ができるという視点で選択。日本とアメリカの合弁会社、上場前のベンチャー企業、外資系企業などで13年間、デジタルマーケティングの世界に携わってきました。そして、複雑なマーケティングテクノロジーを駆使して企業が抱える問題を解決したいと思い、エクスチュアを設立しました。

Q2貴社の強み、特徴を教えて下さい。

デジタルマーケティングの技術領域における長い経験による知見、ノウハウを元にして、利用者にとって分かりやすく意味のあるサービスを提供できるところが強みです。また、データ分析は数値を出すだけでは改善につながりませんが、エクスチュアのメンバーは、データから仮説を立て、施策へと導く考え方を持っています。

Q3今後の展望、目標を教えて下さい。

3年での上場を目指しています。シナジーを生む領域でのグループ会社の展開や、地方展開、世界展開を視野に入れています。また、これまではコンサルティングと開発がサービスの主軸でしたが、これから自社開発ツールの販売にも力を入れます。

Q4経営理念について教えて下さい。

「Making the Complex Simple(複雑なことを簡単に)」を標榜しています。世の中には、わざわざ物事を分かりにくくしていることが多く、不便なことも多いと思っていました。エクスチュアではそういう世の中の複雑なことを簡単にする仕事をしたいと思っています。今はデジタルマーケティング領域で、複雑なシステムやデータについてお客様に分かりやすく活用いただける支援を行っています。

Q5ご自身の夢を教えて下さい。

当社は業界未経験のスタッフも多く在籍していますが、いかに上級スタッフが持つスキルを効率的に伝授していけるかを意識しています。高度な案件をOJT形式で実施することで実践的なスキル・経験を身につけるのと共に、最近は育成プログラムを作り、体系立ててスキルアップのロードマップを描けるようにしています。

エクスチュア株式会社 CEO 原田憲悟(はらだ けんご)

1979年生まれ、鹿児島県出身。横浜国立大学教育学部卒業後、一貫してデジタル業界で働く。その経験を生かし、エクスチュア株式会社を設立。Web解析の事業をベースに、企業のウェブ広告やサイト最適化のコンサルティングを行う。また、新しいツールやサービスの開発にも注力。マーケティングテクノロジーの経験は十数年、業界でもトップクラスの長さを誇る。

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vol.56

DXに本気 カギは共創と人材育成

日本アイ・ビー・エムデジタルサービス株式会社

代表取締役社長

井上裕美

DXは日本の喫緊の課題だ。政府はデジタル庁を発足させデジタル化を推進、民間企業もIT投資の名のもとに業務のシステム化やウェブサービスへの移行に努めてきたが、依然として世界に遅れを取っている。IJDS初代社長・井上裕美氏に、日本が本質的なDXに取り組み、加速させるために何が必要か聞く。
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