株式会社ドリームシーカー
代表取締役社長
清水一寛
写真/十万 正人 取材・文/松本 理惠子 | 2021.09.10
バブル崩壊後、アミューズメント業界の低迷期が続き、前会社のアミューズメント事業も経営が厳しくなっていました。せっかく培ったノウハウや人脈を絶やすのは忍びなく、事業を引き継ぐかたちで独立しました。アミューズメントは人生を豊かにすると思っています。私の技術で、世の中をさらに楽しくできたらと考え起業しました。
ミュージックシーケンサーのMIDIを用いてロボット動作をコン
目標は、人材を増やして教育し、組織を拡大して未来の可能性を広
私には、弊社のブランドをMade in Japan製品でグローバル展開し、世界にマーケットを広げて、ドリームシーカーワールドを広げていきたいという大きな夢があります。第一に、このビジョンに共感してくれる人を求めます。ロボットやものづくりが好きな人、人を楽しませることが好きな人、AIに強い人ならやりがいを感じてもらえるに違いありません。業界経験者は即戦力として募集しますが、工業系大学や高専の学生さんなど若い可能性も大事に育てていきます。
趣味は読書、音楽、映画鑑賞、話題のドラマを観ることです。仕事柄、無意識にCGや音響の技術などに注目してしまいますね。新しい映像や音楽をチェックすることで、仕事のインスピレーションや活力をもらっています。若い頃は映画のロケ地巡りをするのも好きでした。大林宣彦監督の作品が特に好きで、尾道に行ったのも良い思い出です。コロナ禍が落ち着いて、気兼ねなく映画館に行ける日を今は楽しみにしています。
株式会社ドリームシーカー 代表取締役社長 清水一寛(しみずかずひろ)
1958年、岩手県花巻市生まれ。関西外国語大学英米語学科卒業。シンセサイザー製造・販売メーカーの株式会社コルグを経て、イベント企画制作会社、ロボット制御デバイスの製造販売会社に転職。2005年、前会社の事業を引き継ぐかたちで独立、有限会社ドリームシーカーを創業。アミューズメントに特化し、音と光の信号による動作プログラミングでロボットを動かす。2018年よりAIをカスタマイズした2.5次元のサービスロボットを開発していたが、コロナ禍の影響で中断を決意。2020年春からはペット型ロボットの開発で新展開を図る。
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