サービス力

キーワードは「長期・積立・分散」 賢い経営者は今こそ企業資産の運用改革を

IFA池田

代表

池田従通

写真/スギヤマオサム 文/小幡奈々 | 2021.08.10

Q1起業家・経営者になったきっかけを教えて下さい。

株や投資信託の知識を身につけるため金融業界へ飛び込んだ20代。証券会社では特に株の運用を得意とし、入社8年目でトップセールスマンにまで上り詰めました。自己資産も増やしたいと個人投資家に転身するも、失敗。株の運用は心の在り方が大きく作用することを身をもって痛感しました。この経験を糧に積み重ねてきた金融知識、技術を活かしてお客様の資産運用をお手伝いしたいと、IFAとして独立しました。

Q2貴社の強み、特徴を教えて下さい。

持ち前の好奇心を強みに、金融に限らずさまざまな分野のスキームを日々学んでいます。そこから派生してつながった幅広い業種の方々と連携し、富裕層向けに資産のお悩みを解消するためのサポート体制を構築しています。2020年に弁護士をはじめとする専門家と共に株式会社フォードクターズを設立し、医師の方々を対象に資産形成をバックアップしています。

2022年からはDC教育協会でDCスペシャリストとして活動し、多くのご協力者様の力をお借りしながら導入企業の集客や企業をサポートする仕組みを構築しています。その結果、多馬力によって私自身日本一の企業型確定拠出年金導入案件数になっています。

Q3経営理念について教えて下さい。

「人々の大切な資産の運用をサポートし、人々の幸せな人生に貢献する」 

その理念のもとに、お客様に寄り添いながら資産運用に欠かせないメンタルの継続と、誰もが平等に知っておくべき投資教育の双方向から、お客様支援に邁進しています。 

Q4今後の展望、目標を教えて下さい。

金融のプロフェッショナルとして長期・積立・分散投資をわかりやすく説明し、広め、サポートすることが私の使命です。その足がかりとして、日本の中小企業にこそ必要な「企業型確定拠出年金制度」の制度導入を企業経営者からそこで働く社員まで、より多くの方々に推進していきたいと思います。 

DC教育協会で、選択制DCを導入した企業様には、一社に一人以上個別相談の窓口を担当するFPを派遣しています。紹介制度を構築し、紹介者(パートナー様)、窓口担当FP様など、たくさんのご協力者様とともに、導入企業やそこで働く社員様、役員様の資産形成をしっかりサポートする仕組みをつくっていくことを目指します。

Q5自身の夢を教えて下さい。

これからの「人生100年時代」における長期・積立・分散投資の必要性を啓蒙しながらお客様の資産運用をサポートするために、企業型選択制確定拠出年金の導入企業20万社を目指します。そしてしっかり教育とサポートができる仕組みをつくって、資産運用で喜んでいただける人を増やして、日本人の金融リテラシー向上に貢献したいです。

IFA池田 代表 池田従通(いけだ つぐみち)

1980年、三重県津市生まれ。新潟大学経済学部卒業後、建設業界を1年間経験し、第二新卒で証券会社へ転職。富裕層向けのコンサルティング営業で頭角を現し、延べ80億円以上の資産管理に携わる。新人賞はじめ社長賞9回受賞。三重と神戸で9年間の勤務を経て、2015年、名古屋を拠点にIFAとして独立する。 【所属】 一般社団法人 DC教育協会理事、一般社団法人 日本証券外務員協会理事、CSアセット株式会社 IFA(インデペンデント・ファイナンシャル・アドバイザー)

SUPER CEO Back Number img/backnumber/Vol_56_1649338847.jpg

vol.56

DXに本気 カギは共創と人材育成

日本アイ・ビー・エムデジタルサービス株式会社

代表取締役社長

井上裕美

DXは日本の喫緊の課題だ。政府はデジタル庁を発足させデジタル化を推進、民間企業もIT投資の名のもとに業務のシステム化やウェブサービスへの移行に努めてきたが、依然として世界に遅れを取っている。IJDS初代社長・井上裕美氏に、日本が本質的なDXに取り組み、加速させるために何が必要か聞く。
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