市場創出力

時代の転換期!! 経済成長著しいフィリピンの不動産にフォーカス

株式会社Enbition

代表取締役

川北憲史

写真/中川幸哉(コマーシャルブレーン) 文/西倫世 | 2019.05.10

フィリピンきっての財閥企業と直接提携し、現在都市部マニラを中心に不動産物件を販売している株式会社Enbitionの川北憲史代表。周りと同じであることを嫌う川北代表の、これまでの軌跡とフィリピンに惚れ込んだ理由を語ってもらった。

株式会社Enbition 代表取締役 川北憲史(かわきたのりふみ)

1990年生まれ大阪府出身。幼少期から野球を続け、高校生になってからはテニスの名門校でキャプテンを務めて全国大会に出場。大学生からは日本国内をヒッチハイクで、東南アジアをバックパッカーで旅してまわる。大学卒業後は大手ハウスメーカーに就職。3年間勤めたあと、人生を変えてくれた今の恩師のもとで営業や経営を学び、2017年12月に株式会社Enbitionを設立。

すべての原点は学生時代。幼少期から高校生まではスポーツに明け暮れ、大学生になってからは国内と東南アジアを旅して、常に“今しかできないこと”に挑戦してきた。

「子どもの頃から野球一筋でしたが、高校から縁あってテニスに転向しました。入部したテニス部は全国大会常連の強豪校で、ここでの経験がのちの自分の人生の土台になってくれました。とにかく厳しい部活でしたが、毎日必死に努力し、結果的に全国大会に出場し、キャプテンを務めました。部活のモットーが『社会に出ても通用する人間育成』で、とにかく礼儀マナーに厳しく、挨拶がきちんとできなければラケットすら握らせてもらえない――、当時厳しく指導して貰った経験が人間形成に大きく影響していますね。監督やコーチには感謝しています」

大学生になってからは、今しか出来ないことに重きを置いて“人生ネタづくり”と考え、国内をヒッチハイクで巡り東南アジアをバックパッカーで旅したり、人との出会いを通じてとにかく経験値を高めることに集中。そこで東南アジアの経済成長ぶりを目の当たりにし、衝撃を受けたという。

「僕は日本のバブル期を経験していない世代。不景気だ、デフレだといわれている時代しか知らないので、タイやカンボジアで高層ビルがたくさん建設され、街の人の表情がいきいきとしている様子に驚いたし、日本では味わったことのないエネルギッシュさを感じました。このとき東南アジアっておもしろいな、自分の肌に合うなと感じました」

大学4年生のとき、「卒業後にすぐ起業をするか」、「休学して世界一周の旅に出るか」、「就職するか」3つの選択肢で迷ったが、まずは社会を知ることが必要だと思い、大手企業に就職した。

「営業職で人間力が試される仕事がしたくて、人生で一番高い買い物とされている住宅を販売するハウスメーカーを選びました。ただ、入社式で全国から集まった新入社員500~600人が、皆同じようなスーツで同じような髪型、そして同じようなネクタイでいることに違和感を感じまして、ここに染まっては負けだと思い、期限を3年と決めて仕事に集中。休みの日などは、興味を持った社長や実業家の講演会やセミナーに通い、とにかく社外の人間とコミュニケーションをとるよう心がけていました」

「今、日本は時代の転換期」と語る川北代表。働き方改革や、AIやブロックチェーンなどの新しいテクノロジーが入ってきている昨今、同世代には時代の変化を感じ取ってどんどん行動していって欲しいと話す。

持ち前の行動力で多くの経営者と知り合ったが、なかでも最も理想的だと感じた社長に出会い「この人に付いていきたい」と思い、その社長の会社に転職。周りの反対を押し切って大手を辞めた手前、やるしかない状況だったため、毎日必死に働いたという。経験値を積むのと個の力を磨くことに注力し、日々人脈づくりも強化した結果、大きなチャンスが舞い込んだ。

「当時の社長が5~6年前からフィリピンで不動産投資をしていて、現地の物件を見に行くのに同行させてもらったんです。そこで、フィリピンは経済成長真っ只中で、ビジネスチャンスがたくさんあると感じたんです。そして接点のあったフィリピンの大手財閥系ディベロッパーの日本人社員の方から、『日本のマーケットを拡大していくのにあたって力を貸して欲しい』という話が持ち上がったんです。そこで、あらためて様々なデータを見ていると、フィリピンはここ5~10年の成長率がすごい。データ的にも体感的にも、フィリピンの勢いや将来性を感じて、フィリピンディベロッパーの直接販売代理店として当社を立ち上げようと決意しました」

高層ビルが建ち並ぶフィリピンの街並み。近い将来、ハワイやグアム、バリ島と並ぶメジャーなリゾート地になると川北代表は言う。

27歳で独立。社名のEnbitionは、人と人との「en(縁)」、向上心を意味する「ambition」、行動力を表す「action」を組み合わせた造語。かねてから人との縁には強い関心を持ち、学生時代のヒッチハイクの旅でも、スケッチブックに「ご縁つなぎの旅」と書いていた川北代表は、まずこれまでに培った人脈を武器に、紹介のみに絞って営業を開始。その理由はダイナミックな行動力とは相反する地に足のついた戦略からだった。

「海外不動産は、一般に不透明な事柄が多いんです。売り手と買い手の間に多くのブローカーが入り不当に価格が釣りあげられたり、不動産購入後、購入者に対してフォローも何もせず放置されている現状がありました。ですから、まずはお客様との信用を築くことにフォーカスし、紹介のみで実績を積んできました。また、現地視察ツアーを毎月開催しており、新築物件だけでなく、築年数が経った物件も見せ、たった数年でも技術が飛躍的に伸びている様子を実感してもらうようにしています。タイミングがあえば、ディベロッパーの本社も見学。実績と信頼のある大企業が手がけている物件だと知ると安心してくださるんです。最近では『ここまできめ細やかな対応はめずらしい』と評価してもらえるようになってきました。今後はお客様の数を増やすため、フィリピン不動産に関するセミナーを開催したり、WEBでのマーケティングにも力を入れて、新規客の獲得にも注力していきます」

フィリピンの企業から日本での販売実績が認められて表彰を受けた川北代表。フィリピンきっての財閥系大手企業と直接提携して不動産販売を行っている。

海外不動産は敷居が高いイメージがあるが、実はそうではない。日本で不動産を所有するよりも断然低予算で済むし、今後のフィリピンの経済成長を考えると不動産の資産を持つことは賢い選択だという。

「今急成長中の都市マニラでも、日本の一等地に建つタワーマンションと比べればまだまだ安い。ここ数年のフィリピンの現状、将来性を考えると投資価値は非常にあると思います。もし今、高度経済成長期の日本にタイムスリップできるとすれば、銀座などの一等地の物件を買うでしょう。そんな感覚です」

しかもフィリピンの魅力はこれだけにはとどまらない。近い将来、ハワイやグアム、バリ島と並ぶメジャーなリゾート地として、フィリピンには確実に多くの日本人が訪れるようになると予想している。

「セブ島は有名ですが、7000を超える島々で成り立っているフィリピンはまだまだ秘境と呼ばれる島が多いです。すでに海外の有名セレブが足しげく通う島もあるくらいです。また、マニラであれば日本から飛行機で4時間弱という近さも良いですよね。フィリピンは親日だし、物価が安いし、すでに移住している人もいるほど。僕もいつかはフィリピンに拠点を置きたいですね。多くの方に、フィリピンの魅力をお伝えして、フィリピンの可能性、海外不動産の有用性を知っていただければ幸いです」

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vol.37

「感動」が事業をつくる

株式会社アカツキ

共同創業者 代表取締役 CEO

塩田 元規

「ハートドリブンな世界へ」というビジョンの下、モバイルゲームとライブエンターテインメントの2軸で事業を展開するアカツキ。ゲーム「ハチナイ」の初アニメ化や、横浜のエンタメビル「アソビル」、東京ヴェルディの事業・運営サポート、海外のeスポーツリーグの設立など、猛スピードで活動の幅を拡大する同社の原動力とは。
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