人材力

「家庭と仕事、美と知性の両立は実現できる」 ミセスを輝かせるオピニオンリーダー

株式会社エヌ・アンド・エム

代表取締役

奥山恵子

写真/田村和成 文/中野祐子 撮影場所/ホテルオークラ神戸 | 2020.09.10

家庭を持つ妻、冷静な判断で収益を上げる経営者、そして「ミセスジャパン2019ファイナリスト」とミセスモデル。多彩な顔を持つ奥山恵子代表だが、「家庭と仕事、美と知性の両立は実現できる」と自らの内外面を磨き、女性活躍の支援に取り組んでいる。そんな奥山代表の熱源と、女性活躍社会の可能性を聞いた。

株式会社エヌ・アンド・エム 代表取締役 奥山恵子(おくやまけいこ)

大阪府出身、兵庫県在住。大阪芸術大学卒業。美術品、損害保険、MFPなどの営業に携わり、月平均300万円以上の売り上げを継続。父の逝去に伴い、株式投資、資産運用を行う株式会社エヌ・アンド・エムを承継。ミセスジャパン2019千葉大会準グランプリ、日本大会ファイナリスト。ミセスモデルとしても活躍中。

自己変革をもたらした「ミセスジャパン」への出場

まわりを明るくする華やかな容姿に、柔らかな物腰の奥山代表。美術品などの営業、音楽ライターとして活躍したのち、亡き父から株式投資・資産運用を行う株式会社エヌ・アンド・エムを承継した。

「これまでのキャリアで培った洞察力と勘の鋭さで、攻め時・引き時のタイミングを見極め、父の教えである手堅い運用を行っています」

現在、一部上場企業を中心に100社以上の株を保有。承継以降も安定した収益を上げているが、会社と家庭を営むことに必死で自分のことは二の次になっていた奥山代表。そこに届いたのが「ミセスジャパン」の案内だった。

ミセスジャパンとは、内外面の美しさを持ったミセスを選出し、日本を代表する女性として表彰を行う、2016年に立ち上げられたミセスのための大会。地方大会、日本大会、そして世界大会を経て地域の、日本のオピニオンリーダーとなるミセスを選出するのだが、見た目を競うミス・ミセスコンテストとは一線を画し、妻や母、そして女性として、その人を形成するすべてが審査対象となる。

この趣旨と、オーガナイザーや歴代受賞者の姿に感銘を受けて、奥山代表は出場を決意。経営、主婦業と並行してウォーキングなどのレッスンに励み、出場者との絆も深めていくなかで、自身の内面にも大きな変化が生まれたという。

「ある方から『貴女は他の人には無いたくさんの引き出しを持っている』という言葉をいただいたことで、これまでの人生における、すべてのストーリーが私を構成する魅力であると気付きました。すると、何事も他人軸だった意識が自分軸になり、自信が生まれました」

結果、「ミセスジャパン2019千葉大会」で準グランプリを受賞。「ミセスジャパン2019日本大会」ファイナリストとなった。これらの経験は、女性としてだけでなく経営者としての成長にもつながり、本業の投資においても自らの決断に自信が持てるようになったことで、業績をアップさせている。

輝くミセスの広告塔となり、女性活躍を支援

「ミセスジャパンで得た輝きと自信、そして仲間たちとの出会いは一生の財産となりました。次は私が恩返しする番です」と、ミセスジャパン2020長野・神奈川・千葉大会に協賛。出場者のトレーニングだけでなく、全国の協賛企業のPRやコラボレーションによる地域活性化にも努める奥山代表。

さらに、自身が築いた魅力発見や表現のメソッドを日本中のミセスに伝えていくことで、女性活躍を支援していきたいと話す。

凛としながら親しみやすさも感じさせることから、ミセスモデルとして企業のVPに出演多数。「愛し、愛される妻も私の軸です」と、ご主人との時間も大切にしている。

「女性の社会進出がうたわれて久しいですが、実際は結婚、育児、介護などによってリタイアする方や、仕事や家庭を疎かにしていると批判されることをおそれ、自分らしく活躍すること、美しくあることを諦め、封印してしまっている方は少なくありません。

しかし、それは違います。例えば、妻、母が輝いていると、夫、子どもにも良い影響を与えます。私は女性を取り巻く旧態依然とした環境や概念を変え、ミセス自身の自立・自尊心・自己肯定感を高めていくために活動しています。それこそが日本社会の活性化につながると信じているからです」

具体的には、女性活躍に関連する企業への投資、営業時代や事業承継時に味わった女性ゆえの苦労や克服術も生かした女性経営者、そして女性として愛し愛され美しく輝き満たされるためのコンサルティングも進めているという。

「事業承継や投資・運用はもちろんですが、女性経営者として前面に出ていくための話し方や魅せ方などの立ち居振る舞い、思考、自身の幸せな結婚生活に基づいたパートナーシップの築き方までアドバイス。パーソナルプロデューサーのような役割を果たしていきたいですね」

女性は、どんな変化や逆境もしなやかに受け止め、乗り越える強さと人や社会に対する優しさに秀でている。それゆえに、働くミセスやミセスの経営者がさらに増え、女性の価値・地位が向上すれば、社会も経済も一段と活性化すると奥山代表は続ける。

「私自身の経験を発信し続けることで、女性活躍の推進と社会の活性化に貢献していきます。私もそうでしたが、先ずは一歩踏み出す勇気が大切です。妻、母、女性として活躍する姿は、必ず誰かを後押しする勇気と希望につながります」

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