人材力

ようこそ、サウザン家へ 情熱社長、今日も家族に伝える愛

アップセルテクノロジィーズ株式会社

代表取締役社長

高橋良太

写真/若原瑞昌 文/船山壮太 | 2013.04.10

創業から10年、堅実な成長ぶりで数多くの賞を受賞している株式会社サウザンドクレイン。成長の裏には、高橋社長の人財に対する熱い想いがあった。

アップセルテクノロジィーズ株式会社 代表取締役社長 高橋良太(たかはし りょうた)

埼玉県出身。2003年10月アップセルテクノロジィーズ株式会社(旧サウザンドクレイン)を創業。マンションの一室からスタートした会社も10期目を迎え、池袋、高松、福岡に計5つの自社コールセンターを運営。昨年はベトナムに海外拠点を設立。

サウザンドクレインのストーリーは、マンションの一室から始まる。12畳の住宅用マンションに電話回線を引き、テレマーケティング業をスタート。5人全員が友人を介して集まったため、ほとんど知らない仲だった。当時はパソコンもお金もないという状況で、寝泊まりもそこだった。

「狭いところに、僕らとアルバイトがぎゅうぎゅう詰めになって仕事をしていました。当時、こんなマンションの一室の会社にも関わらず、働いてくれたアルバイトさんには本当に感謝していました。常に歓迎ムードで迎えて、毎日のように飲み会をして…という日々でしたね」。

活気ある池袋のコールセンターにて。この部屋を一歩出るとスタッフがくつろげるようにと、オシャレなラウンジ風の休憩室が用意されている。

「人を大事にする」という、高橋社長のDNAはこの日々があって形成されたものだ。現在は従業員85名、アルバイトを含めると600名以上が働いている。会社の規模が大きくなっても、この気持ちに変化はないと言う。そんな高橋社長にとって、社員やスタッフはどんな存在なのか。

「家族ですね。会社は人生の長い時間を過ごす場所。であれば、もうひとつの家族ができたと思った方が楽しいはずです。そのためにも、自分がどんどん心を開いていくことが大切だと思っています」

ここがサウザン家としたら、高橋社長はお父さんだ。

「僕はいつも社員に『大好きだ!』って言ってますよ(笑)だって、家族ですからね」

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vol.56

DXに本気 カギは共創と人材育成

日本アイ・ビー・エムデジタルサービス株式会社

代表取締役社長

井上裕美

DXは日本の喫緊の課題だ。政府はデジタル庁を発足させデジタル化を推進、民間企業もIT投資の名のもとに業務のシステム化やウェブサービスへの移行に努めてきたが、依然として世界に遅れを取っている。IJDS初代社長・井上裕美氏に、日本が本質的なDXに取り組み、加速させるために何が必要か聞く。
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