スーパーCEO列伝

【特集】SBIグループ Revolution

1分でわかるSBIグループのフィンテック革命 証券・銀行・保険などあらゆる金融企業が集結

文/杉山直隆(カデナクリエイト) | 2018.06.11

グループ230社(2018年3月末現在)による、巨大な金融生態系をつくりあげたSBIグループ。「フィンテック1.0」にとどまらず、「フィンテック2.0」へと邁進している。

SBIグループにおけるフィンテック 進化の過程

Phase:フィンテック1.0
企業生態系によりインターネット金融サービスを提供

銀行や証券、生命・損害保険などのインターネット金融サービスをひとつの企業生態系で営むことで、相乗効果を生み出し、単一企業では実現しえないサービスを提供する。例えば、住信SBIネット銀行のSBIハイブリッド預金を利用することでSBI証券の口座への資金の移動が簡単にできるようになった。

Phase:フィンテック1.5
ブロックチェーンなどを今の事業に導入し、業務を改善!

ブロックチェーンやAIなどの様々な新技術を、現在のオンライン事業に組み入れて、サービスを改善する。例えば、「RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)」を活用して、間接業務を自動化し、お客様によりスピーディーで低コストなサービスを提供する。現在、SBIグループはこの段階にあるという。

Phase:フィンテック2.0
世界でも先鋭的な「ブロックチェーン金融生態系」を構築

SBIグループが目指す近未来の姿。ブロックチェーンを、仮想通貨だけでなく、様々な金融取引に活用し、画期的なサービスを提供する。いわば、今の企業生態系から一歩進めた「ブロックチェーン金融生態系」をつくり出す。国際送金や各種金融商品の取引が、極めて速く低コストでできるようになる。

各社の強みを解説!SBIグループの企業生態系

1999年設立。SBIグループの持株会社。自動車保険の一括見積もりができる「保険の窓口インズウェブ」やローン比較サイト「イー・ローン」も運営。

日本のオンライン証券の先駆者。1999年にイー・トレード証券としてインターネット取引サービスを開始。2018年3月末時点で口座数が426万口座を突破し、野村證券に次ぐ業界2位に。

2007年に営業開始。手数料の安さや住宅ローン金利の低さなどが好評。2018年3月末の時点で、口座数321万、預金残高4兆4000億円を突破し、預金残高ではインターネット専業銀行で首位を快走する。

2008年に営業開始。保険料を抑えた自動車保険を提供し、大手ダイレクト損保の一角に。がん保険や火災保険なども提供する。

2015年にSBIグループの一員になる。生命保険を取り扱う会社がそろい、フィンテック1.0時代の金融生態系が完成した。

国内最大級のベンチャーキャピタル。主にITやバイオサイエンスなど成長分野のベンチャー企業に出資。最近はAIやブロックチェーンなどの分野に集中的な投資を行う。

投資家の資産形成に役立つことを目標として、投資信託ほか各種金融商品やウェブサイトに関する中立・客観的な評価情報を提供。

EC決済代行サービスを提供するほか、SBIレミット、SBIソーシャルレンディングなどのフィンテック関連事業のグループ会社を傘下に収める。

他にも、SBIグループのフィンテックの未来を担う、以下のような企業が誕生している。

■SBIレミット:国際送金事業。手数料が業界最安水準

■SBIソーシャルレンディング:個人が主役となる新しい金融マーケットを創出

■SBIデジタルアセットホールディングス:デジタルアセットを基盤とした金融生態系の構築を担う中間持株会社

■SBI Ripple Asia:金融機関向けに分散台帳技術を活用した国内外の送金の新たなプラットフォームを提供

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vol.39

壁のあるところにチャンスあり

旭酒造株式会社

会長

桜井博志

日本酒「獺祭」を造る旭酒造は、2021年の稼働に向けて米ニューヨークに純米大吟醸専門の醸造所を建設中。「獺祭」の生みの親、桜井博志会長は「単なる市場拡大が狙いではない」という。その真意は? 挑戦をし続ける日本屈指の酒蔵が掲げる酒造りの意義に迫る。
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