人材力

自由と自律の精神で常に“要件”以上を目指す

ユーグロナコンサルティング株式会社

代表取締役

徳島健治

写真/芹澤 裕介 文/竹田 明(ユータック) | 2018.02.13

Q1仕事で心がけていることは何でしょうか?

「逆の立場ならどうするか?」です。経営者としては勿論、現場のリーダーやマネージャーの立場であっても、常に、今月や今週から別の人間に代わって自分が着任したと想定してみることです。

人はどうしても自分のやってきたことを正当化してしまいがちですので、冷徹に自分のやってきたことを見直し、客観視する必要があります。そのコツのようなものです。

また反対に前任者のことは批判的な見方をしてしまいがちです。なので本当に自分が新たなに参画した場合などは、前任者の立場なら、という想定を持つことが大切だと考えています。

現在の日本の政治状況ではないですが、維新だの変革だのというそれ自体が自己目的した御旗のもと、乱暴にこれまでの実績や構築された仕組み、大切にされてきた考え方などが、理解しようとしない、あるいは、そもそも理解できない人たちによって安易に切り捨てられるという時代の流れも個々人の考え方に影響している気もしています。

そんななかで、大切なこと、重要なことを見逃さない、切り捨てないためのそれもコツのようなものでしょうか。

Q2貴社の強み、特徴を教えて下さい。

ERPパッケージや基幹業務支援ソフトの導入に関して、特定の製品にこだわらず幅広いニーズに応えられることですかね。お客様にとって、ERPパッケージや基幹業務支援ソフトの導入で解決したい課題はさまざま。複数の製品を扱えることで、参画できるプロジェクトの幅も広がり、人材育成にも良い影響があります。

Q3今後の展望、目標を教えて下さい。

個性的な人材を社会に排出できればと思います。当社のメンバーはみな自分の持ち味を武器に、自分のスタイルの仕事を確立し評価されています。私がどうこう指導する理由も意味もありません。

自律的によく考えて動く人も、あまり深く考えず自然体でやる人もいますが、いずれにせよ偉そうに私が口を挟んでも、彼らの良さを損なうことはあっても、プラスになることはひとつもないですからね。私がやるべき仕事は、メンバーのそれぞれの成長のステージに合わせて、最適な環境をできるだけ多く用意することです。

当社で成長した人材がさらに多くの企業のビジネスに貢献できればとだけ思います。

Q4経営理念について教えて下さい。

個人の自由を尊重し、それぞれの価値観、仕事への向き合い方などを会社や組織に合わせるのではなく、双方で重ね合わせられる柔軟な体制や自由な風土を醸成することを常に考えています。その結果として目指しているのは、個人が自律的に会社や社会に貢献できる組織ですね。

Q5貴社の人材育成について教えて下さい。

人材育成は、何よりも採用段階でポテンシャルを見極めることがすべてだと考えています。尖っていたり、面倒くさそうな人でも、何かを感じれば即採用します。

今現在からその先が右肩上がりか右肩下がりか、水平飛行かは、職務経歴書や履歴書の過去の実績だけを漫然と読んでも見えません。経歴や実績を点として、その点をつなぎ未来に向けた方向性を読む。その方向性が上に向かっていれば、現状のポジションや実績は関係はありません。

その人の考え方や姿勢と点のつながりが示すものの齟齬がなければ。だから、面接では、とりとめもない世間話。そのほうが、人間性やポテンシャルが見えてくるんです。

ユーグロナコンサルティング株式会社 代表取締役 徳島健治(とくしま けんじ)

複数のSIer等で会計系システムのSEとして設計・開発を手掛け、調査・分析、制度設計およびシステム基本構想・企画などコンサルティング業務にも従事。2003年にERPコンサルティングを主な事業ドメインとするユーグロナコンサルティング株式会社を設立し、代表取締役に就任。個人の自由と個性、自律性を重視した経営スタイルで、ベンダーやSIerから厚い信頼を得ている。

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vol.44

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SBCメディカルグループ

代表

相川佳之

2000年に湘南美容クリニックを開業して以来、美容医療にとどまらない総合医療グループ「SBCメディカルグループ」を築き上げた代表の相川佳之氏。いま最も力を注ぐことの一つに医療アプリ「アイメッド」によるオンライン診療の普及がある。日本の医療環境をどう変えようとしているのか。その先のビジョンとは――。
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