スピリット力

幸せの連鎖でつなぐ“絆” パラスポーツ促進の新しいカタチ

株式会社絆サンセリテ

代表取締役

阿部かな子

写真/平林直己 文/竹田あきら(ユータック) | 2023.06.12

Q1起業家・経営者になったきっかけを教えて下さい。

女優業をしていたとき、社長同士を引き合わせる機会が何度もあり、会社の理念や将来像を紹介する映像があればスムーズにマッチングができると思いつきました。以前から、舞台を観に来て応援して下さるファンの方や企業に対して、違った形で恩返しをしたいと考えていたことも手伝い、“映像の力を使って企業に協力”できればと、トップチャンネルを設立しました。

Q2貴社の強み、特徴を教えて下さい。

一つ目は、パラ卓球選手の育成とPRに特化した専門性の高さです。今後は、優秀なコーチやトレーナー陣による選手育成だけでなく、日本のパラ卓球界を背負う岩渕選手、そして一般社団法人日本知的障がい者卓球連盟とも連携し、パラ卓球の普及に向けて、皆さまがあっと驚くような取り組みをしていきます。二つ目は、「段ボール卓球TM」です。卓球は子どもからお年寄りまで長く楽しめるスポーツです。「段ボール卓球TM」は、組み立て易く、軽くて持ち運びが楽で、安全安心な段ボール製の卓球台です。弊社は、年齢を問わず、誰でも楽しめる「段ボール卓球TM」を通じて、皆さまの健康と福祉に貢献したいと考えています。

Q3ご自身の夢を教えて下さい。

自分が生まれ育った日本を、さらに良い国にしたいと考えています。東日本大震災を機に続けてきたライオンズクラブでの奉仕活動を拡大。特に、貧困家庭を減らすための取り組みに関わっています。2023年には、ライオンズクラブ国際協会東京地区の「ガバナー」に就任します。絆サンセリテの事業だけでなく、ライオンズクラブの活動でも、人々のお役に立てるよう努めます。

Q4座右の銘を教えて下さい。

「一期一会」と「初心忘るべからず」です。仕事柄、経営者との交流が多く、たくさんの人と出会います。一つひとつの出会いを大切にし、感謝の気持ちを忘れないようにしています。けれども、人間は調子が良いときは大切なことを忘れがちです。宝塚音楽学校時代に父親がくれた手紙に毎回書いていた「初心を忘れるな」という言葉は、年齢を重ねた今だからこそ、身にしみる思いです。

Q5ご自身の強みを教えて下さい。

最近、社交ダンスにこっています。私のバースデーパーティーで踊ることになり、宝塚歌劇団時代の「男役」の友人にパートナーをお願いしようと思ったのですが、スケジュールが合わず。ダンスのリード役を求めて社交ダンスを始めたら、とても楽しくて趣味になりました。頭を使うので脳トレにもなりますし、新しい仲間が増えるのも私にピッタリな趣味だと思っています。

主な事業内容

◆健康(スポーツ、食)・福祉領域の企画プロデュース・マネジメント事業
今後は卓球以外のスポーツも予定。
健康推進団体との取り組みも(企業やパラ協会との協業・連携)。

◆行政と地域の活性化
スポーツと食(飲食店)を通じた健康促進、及び福祉領域の拡大。

◆循環型社会の取り組み
卓球台、卓球のボール、卓球ラケットなどのリサイクル。

※2023年6月時点、一部計画を含む

株式会社絆サンセリテ 代表取締役 阿部かな子(あべ かなこ)

1980年、宝塚歌劇団に入団・初舞台。1984年に退団後は女優として活躍。2007年に映像製作会社「トップチャンネル」を設立。企業の企画広報や社内教育、マニュアルなど、400社以上で映像を企画制作。テレビCMやイベントオープニング映像、ネット動画などの映像も手掛ける。2022年、絆サンセリテを事業継承し、代表取締役に就任。

SUPER CEO Back Number img/backnumber/Vol_56_1649338847.jpg

vol.56

DXに本気 カギは共創と人材育成

日本アイ・ビー・エムデジタルサービス株式会社

代表取締役社長

井上裕美

DXは日本の喫緊の課題だ。政府はデジタル庁を発足させデジタル化を推進、民間企業もIT投資の名のもとに業務のシステム化やウェブサービスへの移行に努めてきたが、依然として世界に遅れを取っている。IJDS初代社長・井上裕美氏に、日本が本質的なDXに取り組み、加速させるために何が必要か聞く。
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