Passion Leaders活動レポート

[近藤太香巳シリーズ講演plus+]

アフターコロナは下剋上!今こそ磨くビジネスモデル

株式会社ネクシィーズグループ

代表取締役社長 兼 グループ代表

近藤 太香巳

文/宮本育 写真/阿部拓歩 | 2021.05.31

迷ったら、カッコイイほうを選べ!

僕は社員にいつも言っています。「物事を判断するときには、カッコイイほうを選べ」と。

いくら僕が、若さはすごいんだぞ、若いというのはものすごい可能性をもっているんだ、若さを無駄にしてはいけない、20代が人生の基盤をつくるんだ、と言っても、当人に実感はないと思います。僕もそうでしたから。

代わりに、「カッコイイほうを選べ」と言うのです。営業で例えるなら、平均点でいいと思っているのはカッコイイことか?と。それなら、1位を目指して50位で泣いているほうがカッコイイぞと。

答えがわからなくてもカッコイイほうを選ぶと、大抵は正しい方向へと進みます。カッコよく生きろ。僕はそう社員に言っています。

それは社員だけに限った話じゃない。リーダーである我々もそう。今どきの若者はこうだとか、こういう時代だから仕方がないではなく、何が正しいのか、何が素敵なのかという視点で考え、行動すればいいと思う。それが大人であり、リーダーではないでしょうか。

ネクシィーズグループは、最初の緊急事態宣言で営業自粛をし、2020年前期は約20億円の赤字を出しました。今は回復しましたが、それでもきつい。ましてや当時は、企業に対する国からの支援内容も発表されていない状態で、暗澹とした空気が漂っていました。これを何とかしないといけない。

そこで、全社員に給料を全額保証することに決めました。新入社員も全額保証です。ボーナスも出す、昇格人事もやる。ただ、命がけでお金を稼がないといけないと言ったら、みんなの心が一つになったんです。

コロナ禍をきっかけに強化したこと

これまで、支社の社員が増えたら、より広い事務所に移転するのが通例でした。しかし、新型コロナウイルス感染症拡大をきっかけに、当社では「ユニット制」を導入しました。営業チームを1ユニット6人制にしたのです。リーダーは5人だけを監督すればいい。わずか6人なのでウイルス感染リスクも下げられます。そして、各リーダーたちはオンラインで会議に参加。このユニットが70ほどでき、全国20か所に配置しました。

そうすることで、スポーツチームのように、各ユニットが営業成績を競い合うようになりました。リーダーの質も磨かれ、感動体験もたくさん生まれ、やりがいをもってみんなが取り組んでいる。それは本当に素晴らしかったです。この仕組みは、コロナ禍がなかったら、ここまで完成されなかったと思っています。

さらに、当社では新入社員のことを「プロ1年目」と表現します。キャリアの深浅にかかわらず、プロであることを意識してもらうためです。そこから覚悟が生まれます。

そして、いま特に言っていることは、「すべて日付を切る」ことです。リアルで会えない今だからこそ、意思の齟齬を防ぐためにです。例えば、上司が部下から質問され、それに対して「検討する」とか「近日中に答える」と返答するのはNGです。それを聞いて、部下はどれくらいの日数で返事が来ると思うか。3日くらいで来ると思う人もいれば、1週間くらいと思う人もいるでしょう。そんな曖昧ななかで、もしかするとその先にクライアントがいるかもしれないのに、部下は待たないといけない。

そうではなくて、きちんと「○日までに」と日付を切ること。それが難しくなったら、「すまない。あと2日待ってほしい」と言えばいい。すべてにおいて日付を切る。上司も部下も。これを強化しました。そうすることで、生産性は上がりますし、ミスも少なくなります。

大成功する絶対5箇条

どんなサービスや商品を提供するにしても、[1]当たり前のことは当たり前以上に、をモットーにしています。その振り幅がお客様の感動につながります。このことを常に心がけるべきだと思います。

どんなに素晴らしいサービスや商品が生まれても、現状維持ではどんどん退化します。常にベストを追求し、[2]リニューアルすること、です。

お客様の新規獲得はとても大切ですが、最も大切なのは、[3]既存のお客様にフォーカスし、リピートしていただくことです。これを「継続収入型ビジネスモデル」といいます。世の中の事業はほぼこれに該当し、最も長続きする事業モデルでもあります。

そして、[4]バズらせること。これには会社の大小は関係ありません。多くの人に注目してもらうことです。それを見た人が集まり、さらに人を呼びます。

最後に、SNSやチラシを駆使し、[5]自分で汗を流して努力しながら宣伝すること。努力していないのに、「どうしてお客さんが来てくれないんだろう」と言うのはナシです。立地が悪いお店でも、サービスを磨き上げ、お客様から「おいしい!」と言われれば流行ります。そのためには、お客様が歓喜するようなものをつくらないといけないということです。

仲間と共に、より遠くへ行きたい

アフリカのことわざにこのようなものがあります。

 早く行きたければ、ひとりで行け。
 遠くまで行きたければ、みんなで行け。

ひとりだとスピーディーに目的地へ向かえますが、行ける場所に限界があります。だけど、仲間となら、時間がかかったとしても個人の限界を超えた、はるか遠くまで行ける。

僕は、仲間と共に、遠くへ行きたい。

19歳で会社をつくり、理想を求めてここまで来ました。10年前にパッションリーダーズを設立し、会費は19歳のときの僕でも支払える額に設定しています。また、セミナーにおいては、無料公開している250本以上の講演をはじめ、滅多に登壇されないスター経営者の皆さんからも貴重なお話を聞くことができます。しかも、今はZoom等での配信もやっているので、見ないのは損です。

スター経営者から一つ学ぶだけでも価値がある。なのに、聞かない・学ばないのはもったいない。セミナーに参加して業績が上がったという声もたくさん聞こえてきます。

そんなふうに、成功している人たちの姿を見ながら、自分自身もやり手の経営者へと成長していくのです。ですので、経営者・リーダーの皆さんには、いつまでも学ぶことを忘れないでいてほしいです。共に遠くへ行きましょう。

左から、阿部 かな子副理事、近藤 太香巳代表理事、松村厚久理事、阿部 観副理事

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vol.56

DXに本気 カギは共創と人材育成

日本アイ・ビー・エムデジタルサービス株式会社

代表取締役社長

井上裕美

DXは日本の喫緊の課題だ。政府はデジタル庁を発足させデジタル化を推進、民間企業もIT投資の名のもとに業務のシステム化やウェブサービスへの移行に努めてきたが、依然として世界に遅れを取っている。IJDS初代社長・井上裕美氏に、日本が本質的なDXに取り組み、加速させるために何が必要か聞く。
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