ファッション

【FOX UMBRELLAS フォックス・アンブレラ】英国紳士必携！細身傘の代名詞

名傘を語る上で外せないのが、世界で初めてナイロンを素材に使用したフォックス・アンブレラ。1868年にロンドンで創業、ヴィクトリア女王の時代から変わることなく裁断、縫製、加工など全行程が熟練職人の手で行われています。同品も例に漏れず見た目、作りともに一生モノのクオリティをお約束。柄はヘッドと玉留にシルバーを施した最高級のマラッカを採用。直径8㎜のスティールチューブにより細巻きが可能ゆえ、ステッキとしても最適です。

【MAEHARA KOUHEI SHOUTEN 前原光榮商店】皇室御用達ながらお値頃価格が嬉しい

日本にも世界屈指の傘は存在します。1948年に創業した東京は台東区の老舗、前原光榮商店。絹やろうけつ染めの生地を貼った天然木傘が、皇室をはじめ多くの著名人に愛されています。中でもオススメは、薄手のポリエステル生地と8本のスチール骨により細く巻くことができる好コスパな定番品番「トラッド08」。無地は写真のグレー他、ブラック、ブルーグレー、ダークブルーの4色展開。柄も9素材から選べるため、自分好みが見つかるでしょう。

【FUKUIYOUGASA 福井洋傘】雪深き福井で名を成した傑作

高い繊維技術で知られるメガネの街福井県で1972年に創業した福井洋傘の職人兼社長、橋本肇さんが目指すのは“傘文化の継承と地域貢献”。そんな理念から生み出されたのが、12本のカーボン骨とポリエステルのツイル生地からなる名品「綾織」。お茶目な格子柄は裏にのみ施されているため、茶目っ気満点ながらビジネスシーンでも使用可能。手首に掛けられる革巻きのハンドルは、握力が弱い方に配慮したユニバーサルデザインでもあります。

【FULTON フルトン】脱クラシコなロイヤルモデル

英国女王エリザベス2世が愛用する世界一お洒落なビニール傘、「バードケージ」で一斉を風靡したフルトンからは、モダンなハイテクモデル「ナイツブリッジ-2」をリコメンド。今回ご紹介する唯一のジャンプ式で、シャフトには軽くて丈夫なカーボン素材を使用。英国調のスーツを彷彿とさせるシックなストライプ生地も、ビジネススタイルにすこぶるエレガントな調和をもたらします。アンダー1万円のコストパフォーマンスも嬉しい限りです。

（ムーンバット https://fultonumbrellas.jp/ec/）

【Pasotti パソッティ】伊達男を目指すならアートな細巻き傘を

最後はローマで1956年に創業した、ピッティ ウォモでも注目を集める老舗パソッティをクローズアップ。最大の特徴は合金製の柄に施された彫刻。今回紹介するライオンヘッドの他にも馬や蛇、スカルなどステッキさながらの意匠が群を抜いてラグジュアリーなのです。生地にはダークなカモフラ柄を採用、その遊び心が喧嘩せず絶妙な調和を見せるのもイタリアンブランドならでは。まさに貫禄を醸したいCEOにジャストマッチな選択といえるでしょう。