SUPER SELECTION

一枚の板からつくり上げる一点モノのレジンテーブル「MURUI」

株式会社エス・ビルド

文/藤堂真衣 | 2023.05.23

自宅のダイニングや、来客を迎えるためのオフィスを彩る家具・テーブル。スペースをとるために空間の印象を大きく左右するものでもあり、テーブル選びにこだわりたいという人も少なくない。

普通では物足りないが、クセの強いデザインやブランドは避けたいし、上質なものを選びたい……。そんな人におすすめしたいのが、株式会社エス・ビルドが展開するレジンテーブル「MURUI(ムルイ)」だ。

株式会社エス・ビルド  

2003年に前身となる「株式会社リードインターナショナル 」を大阪市西区にて創業。2004年名称変更を行い、株式会社エス・ビルドに。「つくるに、本気。」を企業理念に掲げ、オフィスエントランスや造作デザイン、内装業者向けの積算ソフトウェア「建築の電卓」販売などの事業を展開。2021年より銘木とレジン(エポキシ樹脂)を組み合わせたレジンテーブル「MURUI」の販売をスタート。

ハイクオリティなテーブルを生み出す“レジンの透明感”

「レジン」とは英語で樹脂を意味し、工芸やアート、電子部品などに用いられるエンジニアリングプラスチックのことを指す。透明感のある仕上がりが特徴の素材のため、最近ではハンドメイドアクセサリーにも使われるなど一般にも用途が広がっている。

エス・ビルドはオフィス内装事業を主軸としてきたが、このレジンと木材の融合に可能性を見出し、2020年よりレジン事業部を立ち上げる。そしてレジンと木材を組み合わせた天板をもつ「レジンテーブル」を作り上げ、独自の発想や想像力で他にはない“無類のレジンテーブルブランドになりたい”という思いを込めて、「MURUI」と名付けた。

テーブルの主役となる天然木は、育つ環境によって形をどんどん変え、同じものは二つとして存在しない。その自由な造形に、まるで水のように溶け込むレジンが実によくマッチしており、木の美しさを引き立たせながら、やさしさを感じさせるプロダクトとなっている。

いずれも国内の職人による手仕事によるものだ。レジンは流し込みなどの際に気泡が生じやすい素材でもあり、完全な透明に仕上げるには高度な技術が求められるため、職人は常に研究と研磨技術の向上に取り組んでいる。また、特性の異なる様々な木を扱うMURUIの製作にはマニュアルがない。素材となる天然木との対話を通して、約1カ月の時間をかけて作り上げられるテーブルは、まさに職人技の結晶といえるだろう。

レジンテーブル「MURUI」ポプラ×レジン

レジンテーブル「MURUI」ウォールナットリバー

五感で楽しめる“アート”としての存在感

天然木と無色透明のレジンが織りなすコントラストは、見る人を楽しませるアートのようでもある。木のくぼみに流し込んだレジンを水や川に見立てた「リバーテーブル」というジャンルも存在し、SNSで写真をアップしている人も多い。

よく磨き上げられ、つるりとした天板はテーブルとしての使い心地を重視しつつも、木の香りやぬくもりを感じさせ、その手触りや有機的な造形が、忙しい仕事の合間にも“ほっ”とするような安らぎを与えてくれる。

天然木には二つとして同じものはなく、そこから生まれるレジンテーブルは紛うことなき “一点モノ”だ。木の選び方や、レジンとの組み合わせ方も自由自在。オーダーメイドで自分だけのテーブルをつくり上げる楽しみも得られる。

オフィスや自宅のダイニングなど、MURUIのレジンテーブルが置かれた空間は訪れる人を五感で楽しませてくれるはずだ。

天然木は一枚一枚表情が違う。

職人が天然木との対話を通して、約1カ月の時間をかけて作り上げる。

インテリアにこだわる人はチェックしておきたい「MURUI」

自然の贈り物である木が生み出す造形の美しさと、職人の手技が光るレジンの美しさ。この二つが見事に融合したのがレジンテーブル「MURUI」だ。

自分が過ごす空間のインテリアにはこだわりたい!という人は、ぜひMURUIをチェックしておいてほしい。


 

株式会社エス・ビルド

代表取締役 澤口貴一

1978年生まれ。長野県塩尻市出身。大阪在住。 IT系商社にて営業、不動産コンサルタント社長秘書を経て2003年独立。

趣味:ゴルフ

 

大阪府大阪市中央区道修町1-5-18

朝日生命道修町ビル1階

Tel:06-6228-0990

»公式ホームページ

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vol.56

DXに本気 カギは共創と人材育成

日本アイ・ビー・エムデジタルサービス株式会社

代表取締役社長

井上裕美

DXは日本の喫緊の課題だ。政府はデジタル庁を発足させデジタル化を推進、民間企業もIT投資の名のもとに業務のシステム化やウェブサービスへの移行に努めてきたが、依然として世界に遅れを取っている。IJDS初代社長・井上裕美氏に、日本が本質的なDXに取り組み、加速させるために何が必要か聞く。
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