ファッション
写真/伊藤 勇(lefthands) スタイリング/四方章敬 文/寺田慎一(4610) | 2014.06.10
今季注目のプリント柄のタイで華やかさをプラスした分、シャツはシックな白で抑えましょう。そこに同色系の窓格子のようなウィンドウペーン柄のネイビースーツを合わせることで、イタリアオトコの定番的配色であるアズーロ・エ・マローネ(ネイビー×ブラウン)を完成させました。プリントのタイでいまどきな雰囲気を、そしてカラーコーディネートで渋さを演出。つまりは先進性と貫禄を兼ね備えた人柄がこのVゾーンからは薫り立ってくる、というわけですね。
スーツ12万9600円/リングヂャケット(リングヂャケット マイスター青山店 TEL:03-6418-7855)、シャツ3万4560円/ルイジ ボレッリ(バインド ピーアール TEL:03-6416-0441)、タイ2万8080円/タイ・ユア・タイ(タイ・ユア・タイ 青山 TEL:03-3498-7891)、チーフ/スタイリスト私物
光が当たると生地の表面が玉虫色に輝くソラーロのコットンスーツ。そこに合わせたのは、夏の新定番的存在になった、通気性に優れザラッとした素材感が魅力のフレスコ素材のネイビータイです。しかもタイの色味自体もいつもよりワントーン明るいものを選ぶことで、さらなる涼やかさをプラスしています。シャツはコレまた清涼感溢れる白が大正解、かと。
一見派手に見えるかもしれませんが、実は使っている色数はネイビー、ブルー、イエロー、オレンジの4色のみ。昨今人気な多色使いのチェックジャケットの色味を、周到にタイとシャツで拾いました。因みに、夏らしいカラータイには、実はキリンの柄のモチーフが。仕事もできるがウィットにも富んでいる。そんな人となりが見え隠れする着こなしですね。
ロンドンストライプのシャツに幅広ピッチのレジメンタルストライプのタイ、そしてウィンドウペーンのスーツと、すべてのアイテムで柄モノを採用致しました。しかもそのどれもが大柄というコーディネートです。大柄のアイテムは打ち出しの強さを演出するには打ってつけなので、ミーティングやプレゼン等、威厳や貫禄が求められる場面で、ぜひ!!
ズバリ!! こちらのコーディネートのポイントはタイの素材感。ローシルクと呼ばれる精錬していない絹糸を使用することで生まれる、所々に節のある表情が魅力です。ネイビーストライプのスーツにサックスブルーのシャツという定番の着こなし。そこにこだわりのタイを合わせることで、細やかな配慮のできる人柄、が垣間見えてくるかもしれませんよ。
vol.56
DXに本気 カギは共創と人材育成
日本アイ・ビー・エムデジタルサービス株式会社
代表取締役社長
井上裕美