ファッション
写真/栗原大輔(Roaster) スタイリング/佐藤雄一 構成・文/瀧川修平 | 2017.08.10
近年のファッショントレンドを牽引するイタリアの洒落者を観察すると、エレガント一辺倒だったこれまでとは少々異なる模様。例えばシルクチーフの代わりにバンダナを差していたり、ジャケットにドレスシャツではなくシャンブレーシャツを合わせていたり。足元も同様。ローファーも、どこか男臭くラギッドな雰囲気な一足がチョイスされているようです。
彼らのさりげなくもアメリカンな履きこなしを体現するなら、1884年にマサチューセッツ州ミドルボロウで創業した米国の靴文化を象徴する老舗、「オールデン」の「664」がベストチョイスです。タッセルローファーの元祖とも言われる同モデルのレザーは、100年の歴史を誇る名タンナー、ホーウィン社のシェルコードバン製。
飽きのこないトラディショナルなシルエットに加え、履けば履くほど味わい深い照りが増す革の風合いも、貫禄足しに一役買ってくれます。ドレッシーな装いのハズシに、カジュアルスタイルの格上げにと、一足あると重宝することでしょう。
vol.56
DXに本気 カギは共創と人材育成
日本アイ・ビー・エムデジタルサービス株式会社
代表取締役社長
井上裕美