ファッション

華やぎマフラーで冬の装いを艶やかに

写真/米田樹央(Roaster) スタイリング/佐藤雄一 文/瀧川修平 | 2016.12.12

寒い季節に一本持っておきたいのが、ダークトーンにまとまりがちな冬の着こなしを明るく華やがせる差し色、差し柄マフラー。少額投資でこなれて見える、狙い目のアイテムです。

【altea(アルテア)】表情豊かな色柄を一枚に凝縮

ミラノのネクタイ屋から成長を遂げたアルテアは、今や巻き物だけでなくニットまで手掛ける注目のイタリアブランド。その新作マフラーは片やドットとストライプ、片やチェックにペイズリーと一枚に多くの要素を詰め込んだ柄使いがウリ。薄手ながら起毛感があって暖かいウール素材の仕立てはストールで培った職人技術の賜物。あえてビジネススタイルのハズシに活用するのがセンスの見せ所です。

altea アルテア 1万7000円(税抜き)/(アスティーレ ハウス:TEL 03-3406-7007)

altea アルテア 2万円(税抜き)/(アスティーレ ハウス:TEL 03-3406-7007)

【BREUER(ブリューワー)】スーツと合うのはカラーリングの賜物

1892年にオーストリアのウィーンで創業、1951年にフランスのニースへ拠点を移したブリューワーは、欧州における巻き物ブランドのパイオニア。上質な素材使いにより、日本でも高い評価を集めています。そのメリノエクストラファインウールとアンゴラを混紡したチェックマフラーは、ネイビーやグレーのスーツ姿とも好相性。休日のカジュアルスタイルに留まらず、幅広く使い回しが効くこと請け合いです。

BREUER ブリューワー 1万8000円(税抜き)/(コロネット:TEL 03-5216-6521)

Johnstons(ジョンストンズ)英国紳士も愛した傑作

ブランドの歴史にこだわるなら、スコットランドで1797年に創業したジョンストンズこそ狙い目です。原毛の選別から自社工場で一貫生産されるカシミアは、誰もが知るグランメゾンからも引っ張りだこなほど。今季コレクションも例外なく、素肌に巻いてもチクチクしない柔らかな生地感は老舗ブランドの真骨頂。中でもボルドー×グレーのストライプなら、オンオフ問わずシックなVゾーンが演出できるでしょう。

Johnstons ジョンストンズ 3万2000円(税抜き)/(リーミルズ エージェンシー:TEL 03-3473-7007)

Drake's(ドレイクス)肌触りの秘密は3:1の黄金律

ドレイクスの両A面マフラーは、ラムウールとアンゴラを3:1でミックスした混紡率が持ち味。ブランドの定番だけあって、豊富なバリエーションも嬉しい限り。中でも推奨したいのが「ウェフトストライプ」シリーズで、6:4で区切られた2トーン仕様は一枚で何度も楽しめる優れモノ。とりわけネイビーとオレンジの補色を用いたこちらなら、シックにもポップにもこなせるため幅広いシーンで楽しめます。

Drake’s ドレイクス 1万8000円(税抜き)/(ブリティッシュメイド 青山本店:TEL 03-5466-3445)

Pierre-Louis Mascia(ピエール=ルイ・マシア)オリエンタルなオーラがムンムン

“技あり”コート同様一枚で何役も果たす使い勝手で選ぶなら、フランス人デザイナーが作るピエール=ルイ・マシアが最右翼。四方をハンドステッチで縫い合わせたブランケットを彷彿とさせる厚手のウール混カシミアマフラーでもそのアドバンテージは健在。3種類の豹柄をはじめとしたオリエンタルなパターンは、他ではまずお目にかかれません。防寒製の高さもお墨付きです。

Pierre-Louis Mascia ピエール=ルイ・マシア 4万6000円(税抜き)/(ラ ガゼッタ 1987 青山店:TEL 03-5468-5330)

SUPER CEO Back Number img/backnumber/Vol_56_1649338847.jpg

vol.56

DXに本気 カギは共創と人材育成

日本アイ・ビー・エムデジタルサービス株式会社

代表取締役社長

井上裕美

DXは日本の喫緊の課題だ。政府はデジタル庁を発足させデジタル化を推進、民間企業もIT投資の名のもとに業務のシステム化やウェブサービスへの移行に努めてきたが、依然として世界に遅れを取っている。IJDS初代社長・井上裕美氏に、日本が本質的なDXに取り組み、加速させるために何が必要か聞く。
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