税理士法人 未来税務会計事務所
代表社員
西田尚史
文/岩崎洋明 写真/二石光正 | 2021.11.10
一つめは「神に感謝」。神とは自分以外の人々のことでもあり、皆さんのおかげで生かされているということを忘れてはいけません。二つめは「信義行徳」。「信用」を得ることで「義理」を受け、その義理は必ず返していく。そして良い「行い」をすることで、「徳」を積んでいく。結果的にまた「信用」が得られ、人が集まってくれます。
何事にも、積極的に挑戦するような人材を育てたいと思っています。前向きな姿勢を身につけるために、朝礼では毎日、「仕事は自ら創るべきで、与えられるべきではない」といった、電通鬼十則と呼ばれる名文を皆で唱和しています。
起業して40年ほどたちますが、ここまで会社を続けることができたのは、人に信用していただいたからにほかなりません。信用は1日で成り立つものではないため、「企業は人なり、人が財産である」ということを忘れずに、日々、努力・精進することを心掛けています。
一度決めたら継続することです。私自身も執筆している弊社の情報紙「未来税務会計ニュース」は、創業時から欠かさず発行しています。また、天孫降臨の地と伝えられる幣立神宮(熊本県上益城郡)にも、40年くらい毎月お参りしています。
趣味は落語を聞くことです。セミナーでは決められた時間のなかで、参加者の関心を引きつけなければいけません。落語には、話の進め方や間の取り方など、学ぶことが大いにあります。また、経営学や哲学など仕事に関係する本を、少なくとも月に3冊は読んでいます。読書をすることで知識が増え、思考力が高まります。
税理士法人 未来税務会計事務所 代表社員 西田尚史(にしだ ひさし)
1947年、熊本県生まれ。全国農業経営コンサルタント協会前会長。夜間定時制高校に通うことのできる、名古屋の鵜飼勉税理士事務所に就職。その後、藤本哲雄税理士事務所での勤務を経て、1984年4月に西田尚史税理士事務所(現 税理士法人 未来税務会計事務所)を開業した。同社の代表社員、そして税理士・行政書士として、会社経営や相続(事業承継・引継)などの支援に携わっている。
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