人材力

今の時代に求められるIT人材とは? ITスクールでヒューマンスキルを習得し“提案できる”エンジニアに

株式会社リヴィティエ

代表取締役

佐藤 紗耶子

写真/海老澤芳辰(リンガフランカ)文/竹田 あきら(ユータック) | 2020.12.10

Q1起業家・経営者になったきっかけを教えて下さい。

ITエンジニアのキャリアを着実に積み上げ、30歳になるころには悠々自適の生活をしていました。しかし、生活が豊かになるいっぽうで、このまま一生エンジニアとして過ごす人生でいいのかという疑問が生まれ、自分の持つ技術的な知識を生かして世の中をより良くするような事業を創造していきたいと考え、思い切って独立しました。

Q2貴社の強み、特徴を教えて下さい。

Webアプリケーション・モバイルアプリケーション開発の技術的な知見があり、システムやサービスの提案から開発、運用までワンストップで対応が可能である点です。新技術を常にウォッチしながら、事業創造への展開をスピーディかつ柔軟に展開する対応力も兼ね備え、在籍するエンジニアはコミュニケーション力を養うための教育を受けています。

Q3今後の展望、目標を教えて下さい。

新たに立ち上げた自社サービス「ITサポート本舗」のユーザーを増やし、事業会社が気軽にIT人材を活用して自社の事業を大きくするサポートをします。加えて、メイン事業であるシステム・サービス開発の受け皿となって、企業のDX推進に貢献し日本の社会を変えていきたいです。そして、IT教育事業の強化。これは自社だけでなく、IT業界全体の課題です。

Q4貴社の人材育成について教えて下さい。

ビジネススキルとITスキルを両方兼ね備えた人材育成カリキュラムを強化しています。IT企業の人材育成はITスキルに偏りすぎています。エンジニアにビジネススキルを備えてもらうのは「三方よし」なんです。お客様も喜ぶし、会社も業績が安定するし、何よりも本人が価値あるエンジニアになれます。

Q5ご自身の強みを教えて下さい。

不動心ですかね。年に1回、経営者仲間と山籠もりをして、自分と向き合う時間をつくっています。経営者として常に前向きに明るく過ごすことを心掛け、問題が起こっても復元できる力を兼ね備えるように日々学んでいます。一日必ず瞑想し、自己と向き合う時間をつくり、理性とインスピレーションのバランスをとり、クリアな意識を保つようにしています。

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株式会社リヴィティエ 代表取締役 佐藤 紗耶子(さとうさやこ)

青森県生まれ、千葉県育ちのエンジニア社長。20歳のころにインターネットに出合い、IT業界に飛び込む。インフラエンジニア・webアプリケーションエンジニアを経て、2009年に株式会社リヴィティエを設立。現在は様々な顧客へITサービスの提供を行っている。

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vol.56

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