Passion Leaders活動レポート

M&Aと事業再生 超最新シリコンバレーの劇的変化

株式会社Orchestra Holdings

代表取締役

佐藤亨樹

撮影:阿部拓歩、二石光正 | 2019.04.10

佐藤亨樹のポートレート
2018年12月、東証一部に上場したITベンチャーの株式会社Orchestra Holdings。欧米の経済成長率に注目する代表の佐藤亨樹氏が、ホールディングス化による経営手法の変更や事業再生について語った。

株式会社Orchestra Holdings 代表取締役 佐藤亨樹(さとうとしき)

大学卒業後、大手広告代理店に入社。アカウントディレクターとしてマーケティング戦略、ブランド戦略、新商品開発、コーポレートブランディング、PR戦略開発、事業戦略立案など幅広いコンサルティングを行う。2009年、株式会社デジタルアイデンティティ(現:株式会社Orchestra Holdings)を設立。2016年に東証マザーズ上場、2018年には、創業9年目、39歳で東証一部上場を果たす。

日本のGDP成長率は欧米と比較すると圧倒的に低い

「一部上場企業のなかでは一二を争う若さだと思う」。そう語るOrchestra Holdings代表の佐藤氏には、大きな組織改革を行った経験がある。それは、マザーズ上場を第2創業期と捉え、ホールディングス化した2016年のこと。

日本の経済成長が欧米に比べて乏しいと感じていた佐藤氏は、ベンチャースピリットをもって全ての「現状維持」を排除。新規事業開発のためのM&A、経営陣の刷新、徹底したコスト削減や独自の人材育成などを進め、結果的に営業利益を1年で7倍にまで拡大させることに成功。マザーズ上場からわずか2年で東証一部上場という快挙を達成した。

パッションリーダーズセミナー風景

なぜ、このような改革に打って出たのか。佐藤氏が掲げるビジョンは“創造の連鎖”。事業を通じて創造の志士を輩出し続ける、つまりホールディングス化を進めることで事業の連鎖をつくりだし、ベンチャースピリットを意図的に生み出す狙いがあるという。

シリコンバレーに居を構えた経験から、日本と欧米のGDP成長率の違いは「ベンチャー企業の数」であると分析し、それを自社に取り入れた佐藤氏。聴講者に向けて、自身のノウハウを余すことなく披露した。

佐藤亨樹のパッションリーダーズ集合写真

パッションリーダーズ 今後の予定

定例セミナー【8周年記念】

「日本の食文化を世界に。“外食の神様”の次なる夢とは。」

株式会社ダイニングイノベーション 

会長 西山 知義

 

◆日時:2019年4月24日(水)19:00~

◆会場:ネクシィーズ本社 3階セミナールーム 東京都渋谷区桜丘20-4 ネクシィーズスクエアビル

◆定員:先着200名

◆会費:【PL会員】無料、【一般経営者(ビジター)】5,000円

 

▼パッションリーダーズ公式サイト

http://www.passion-leaders.com/

SUPER CEO Back Number img/backnumber/Vol_56_1649338847.jpg

vol.56

DXに本気 カギは共創と人材育成

日本アイ・ビー・エムデジタルサービス株式会社

代表取締役社長

井上裕美

DXは日本の喫緊の課題だ。政府はデジタル庁を発足させデジタル化を推進、民間企業もIT投資の名のもとに業務のシステム化やウェブサービスへの移行に努めてきたが、依然として世界に遅れを取っている。IJDS初代社長・井上裕美氏に、日本が本質的なDXに取り組み、加速させるために何が必要か聞く。
コンテンツ広告のご案内
BtoBビジネスサポート
経営サポート
SUPER SELECTION Passion Leaders