ファッション
写真/林 敏一郎 スタイリング/佐藤雄一 構成・文/瀧川修平 | 2017.06.12
「セラピアン」。日本じゃまだ聞きなれない名前ですが、イタリアでは押しも押されもしない1945年創業の老舗で、初めて一躍話題となったきっかけが映画『おしゃれ泥棒』劇中のオードリー・ヘプバーンが使用したことというから歴史の深さを感じさせます。
ですが、同品の真骨頂はそんな背景だけにあらず。ハンドルの付け根4カ所をつまむことで開口部の不格好な広がりを防止しつつ、計算されたくぼみとなってしっくり体に添うのはご覧の通り。ブランド名の頭文字“S”が型押しされるPVC製ボディは、軽さや防水性などの使い勝手を考慮しての起用。それでいて裏地は自動車の最高級シートにも使用される人工スウェード素材の総貼りと、ラグジュアリー感もムンムンなのです。
人とかぶりたくはないがウンチクは欲しい、というニーズを満たすには、エレガントな見た目と高い機能性の同居が条件。さらにあまり多くのモノを必要としない断捨離上手なビジネスマンには、これぞ最善な選択と言えましょう。
内部は中央にジップ付きの間仕切りが施された2コンパートメント構造。デイリーユースにジャストながら、出張や旅行もお手の物。
前面、背面ともにハンドル部分でボディがつつまれているため、肩掛けすれば体の側面と腕がすっぽり収まるのも嬉しい仕様です。
vol.56
DXに本気 カギは共創と人材育成
日本アイ・ビー・エムデジタルサービス株式会社
代表取締役社長
井上裕美