ファッション
写真/小林孝至 スタイリング/佐藤雄一 文/瀧川修平 | 2015.08.10
1957年に創業したルイジ ボレッリは、手縫いの妙技に重きを置くナポリシャツの名門。今回紹介するカッタウェイシャツ「MA35」はセンツァ クラバッタ、すなわちノータイ開襟での着用を踏まえた、同社中もっとも広い襟型がウリの定番品。生地にはブロードほど光沢のないロイヤルオックスを採用。ロゴ入りのガゼット付きと細部までこだわり尽くしです。
ジャケット11万8000円/ボリオリ(コロネット TEL:03-5216-6521)、パンツ2万2000円/ノティファイ(アスティーレ ハウス TEL:03-3406-7007)、ベルト1万3500円/ウィリアム(エリオポールオム 銀座 TEL:03-3563-0456)
スーツ12万円/ラルディーニ、ベルト1万4000円/ウィリアム(ともにビームス 銀座 TEL:03-3567-2224)、タイ1万6000円/ステファノ ビジ(エストネーション TEL:03-5159-7800)、チーフ4500円/アディチンクワンタセイ(エリオポールオム 銀座 TEL:03-3563-0456)
LUIGI BORRELLI ルイジ ボレッリ 3万円(税抜き)/(バインド ピーアール TEL:03-6416-0441)
ミラノが誇る専業ブランド、バグッタのサックスシャツ。第1ボタンを閉じると襟のカッティングが180度以上開いて見えるカッタウェイカラーは同社のお家芸。さりげなく生地全面にあしらわれたクロス風の織り柄も洒落た印象を後押しします。エレガントな中に潜む細部までのこだわりは、ファクトリーブランドの面目躍如です。
Bagutta バグッタ 2万7000円(税抜き)/(トレメッツォ TEL:03-5464-1158)
南イタリアのナポリシャツとは一線を画し、マシンメイドによる生産体制を確立。揺るがぬ地位を確立したのがフィレンツェを拠点とする北部の代表的ブランド、オリアンです。カジュアルに特化したそのビンテージラインから厳選したのは、小花の織り柄生地を使用した今季新作。タックアウトして着ることも想定し着丈を気持ち短めに設定、汎用性にも一役買っています。
ORIAN オリアン 2万5000円(税抜き)/(エリオポールオム 銀座 TEL:03-3563-0456)
ナポリの老舗フィナモレからは、日本人の首の高さに合わせて作られた襟腰3.5㎝の流れるようなホリゾンタルカラーシャツ「シモーネ」をリコメンド。光沢を宿す細番手のシャンブレー生地は、巷のデニムシャツとは異なりタイドアップスタイルとも相性抜群。それでいて経年変化も見所で、着るほどに表出する味わい深いアタリは洗いを掛けたインディゴ染めならでは。
Finamore フィナモレ 3万1000円(税抜き)/(アスティーレ ハウス TEL:03-3406-7007)
ジャンネットはイタリア屈指の高級リゾート、ポルトフィーノの美しい景観や雰囲気からインスピレーションを得たナポリブランド。リゾートで着崩しても絵になるカッタウェイカラーと第2、第3ボタンの間に隠れた太陽マークの刺繍がアイコニックな今季の注目株です。洗いを掛けたコットンによるスリムフィットな同モデルは、ビームスのエクスクルーシブとなります。
GIANNETTO ジャンネット 2万3000円(税抜き)/(ビームス 銀座 TEL:03-3567-2224)
vol.56
DXに本気 カギは共創と人材育成
日本アイ・ビー・エムデジタルサービス株式会社
代表取締役社長
井上裕美