ファッション

【before】キチンと感はタイドアップが基本　素材と色使いで涼を演出

伸縮性の高いジャージー素材のセットアップなら動きやすいため、暑さ少しは緩和されるハズ。さらに、ブルーを基調としたVゾーンで清涼感を演出するのも手でしょう。

【after】こんな開襟なら 失礼もなく洒落感も発揮

セットアップの上のみそのままに、シャツ、パンツ、ベルト、バッグ、シューズを涼しげに見えるアイテムにチェンジ。ジャケットは脱いでもいいし、袖捲りすれば軽快な印象はひとしお。これならアフター7も格好がつきそうです。

【Saddler’s サドラーズ】腰元に至るまで抜かりは禁物

ベルトを黒革から茶のメッシュに変えるだけで、ウェスト周りの軽快なアクセントとなります。選んだのはパルマの小都市フィデンツァで50年の歴史を誇るイタリア屈指のベルトメーカー、サドラーズ。たとえ総レザーでも十分清涼感が漂うところ、そこに同色のゴムを同量編み込んでいるため伸縮性、見た目ともに夏らしさ満点。タックインするならビジネスシーンでも映えるこの手の一本が不可欠です。

【DESIGNWORKS デザインワークス】白のテーパードで清涼感と美脚を

セットアップからジャケパンに変えるだけでも軽く見える夏のビジネススタイル。それが白なら清涼感はうなぎ上りです。例えばセンタープレスの効いたテーパードシルエットが美脚を演出する定番の「FINXパンツ」。今季は淡色が写真の他、オフホワイト、グレー、ベージュと豊富に揃うのも選びの理由。ポリウレタンが5％も混紡されたゴムのように伸びる薄手生地も快適な履き心地を向上させます。

【Bevilacqua ベヴィラクア】首元のヌケ感を今季的に演出

名実ともに最も清涼感を得られるのがアンタイドスタイル。とはいえただネクタイを外してシャツのボタンを開けるのみではなく、いっそ開襟で着るバンドカラーのシャンブレーシャツにチェンジしてみてはいかがでしょう。ベヴィラクアの新作はドレスシャツさながらの仕立てゆえ、ノータイならレギュラーカラーよりむしろキチンと見えるハズ。無論カジュアルシーンでも重宝するでしょう。

【FARO ファーロ】薄手トートなら革でも軽快！

次ページで夏仕様のブリーフケースを特集していますが、ジャケパン姿に携えるならよりカジュアルなトートという選択もアリです。その場合は薄革のシンプル顔を選べばドレスダウンしすぎることがないでしょう。ファーロの新作は、両サイドのベルトを外せば逆台形の舟形に変化する拡張性が肝。ミニマルデザインながら自立性の高さや底鋲など、ビジネスユースに適した意匠はちゃんと備わっています。

【Santoni サントーニ】コンビ靴が足元にヌケ感を醸し出す

足元を黒革から今季のトレンドであるコンビシューズに変えるのもオススメの一手。例えばキャンバス使いや淡色によるコンビネーションが基本ですが、ここではより夏らしいメッシュレザーを用いた上級テクを紹介します。高い通気性はそのままに、ダブルモンクのフラップをクロコに切り替えることで高級感をプラス。茶の同系色でもさりげない革使いの妙で、大きな変化をもたらしてくれます。