ファッション
写真/米田樹央(Roaster) スタイリング/佐藤雄一 文/瀧川修平 | 2016.12.12
スーツ姿の格上げに効果的なチェスターコート。これを着崩す際は、インナー選びが重要です。その点ヘルノの新作は、前立てにジップで装着することができるチェストウォーマー付き。また、コートの表地はイタリアの名門ピアツェンツァ社がヘルノのために撥水効果をもたせた総カシミア製。ゆえに、中綿入りのライニングも相まって防寒性はお墨付き。オンオフ問わず一着で冬を越すことができるでしょう。
スーツ 17万3000円/ボリオリ(ボリオリ 東京店:TEL 03-6256-0297)、シャツ2万7000円、タイ1万4000円/ともにブリューワー(コロネット:TEL 03-5216-6521)、グローブ6万4000円/デンツ(リーミルズ エージェンシー:TEL 03-3473-7007)
シャツ 2万5000円/アリーニ(コロネット:TEL 03-5216-6521)、バッグ 3万3000円/フェリージ(フェリージ 青山店:TEL 03-3498-6912)
HERNO ヘルノ 22万円(税抜き)/(ヘルノ プレスルーム:TEL 03-6427-3424)
昨年日本に初上陸したイタリアのラグジュアリーブランド、フェイで一番人気のチェスターコート。2016年秋冬の広告キャンペーンで有名モデルのガブリエル・ケイン・デイ・ルイスが着用したこちらは、着脱可能な中綿入りのナイロンライニングが単体で着ることができるため、重ねた状態とそれぞれで3通りの着方が一着で楽しめます。ウールコートの内側には、赤糸でトリムされたジップポケット付き。
Fay フェイ 25万5000円(税抜き)/(サン・フレール:TEL 03-3265-0251)
1969年に馬用のキルティングブランケットを作って以来、乗馬業界で確固たる地位を築いたラベンハム。そのキルティングで作られるアウターの中でも、フードが着脱可能な「デンストン 2S」は、手軽に首元の印象が一変するオンオフ問わず着回しやすいビジネスマンの定番品。外した際に際立つコーデュロイステンカラーも温かみ満点。永世定番と呼ぶに相応しい、2WAYアウターの基本の“き”といえます。
LAVENHAM ラベンハム 6万9000円(税抜き)/(ブリティッシュメイド 青山店:TEL 03-5466-3445)
タトラスといえばダウンジャケットで有名ですが、スタイリッシュなコートも実は豊富。防寒性を向上させるライニングが中に仕込める「ロトンド」も例に漏れず、美しいシルエットに定評があります。ポリエステル混コットンの軽快な生地感によるトレンチコートは、ビジネスライクになりすぎないためカジュアルシーンでも活躍必至。ノーカラーのインナーダウンだけをブルゾン感覚で纏っても軽快です。
TATRAS タトラス 11万円(税抜き)/(タトラス ジャパン:TEL 03-5708-5188)
表裏で色味の異なるリバーシブルものも、“技あり”コートを語る上では必須です。ボリオリの新しいステンカラーコートは、片やネイビー、片やブラウンの両A面仕様。デザインは至ってシンプルゆえ、オンオフ兼用できる使い勝手抜群の一着です。また、開いた襟元や立てた襟裏から別の色が覗くのもバイカラーデザインの醍醐味。どちらか片方だけしか使わなくなる巷のリバーシブルとは一味違います。
BOGLIOLI ボリオリ 12万8000円(税抜き)/(ボリオリ 東京店:TEL 03-6256-0297)
vol.56
DXに本気 カギは共創と人材育成
日本アイ・ビー・エムデジタルサービス株式会社
代表取締役社長
井上裕美