ファッション
写真/蜂谷 哲実 スタイリング/佐藤雄一 文/瀧川修平 | 2016.10.11
イタリアのメンズファッションを牽引するチェックジャケットブームの先駆者、タリアトーレから。ウールをベースに、シルク、ナイロン、リネンを混紡。起毛感のあるブラウンの4種混生地に施された大柄のサックスブルーのペーンは、さりげなくもポップなビジネススタイルを約束してくれるはず。ピークドラペルも周囲との差別化に一役買うこと請け合い。
TAGLIATORE タリアトーレ 10万5000円(税抜き)/(トレメッツォ:TEL 03-5464-1158)
カーディガンのように軽いアンコンジャケットは、アルマーニやグッチでキャリアを積んだダヴィデ・マレッロ氏がクリエイティブディレクターを務めるボリオリ製。ウールにナイロンとシルクを混紡した起毛生地には、こっくりと深みのあるボルドーをチョイス。低コントラストなチェック柄が、さりげない色気を醸し出します。本切羽のカフスをはじめとした細部へのこだわりも、ジャケパンシーンの牽引役ならではです。
BOGLIOLI ボリオリ 14万3000円(税抜き)/(ボリオリ 東京店:TEL 03-6256-0297)
色気満点な着こなしで周囲を賑わせるデザイナー、ガブリエレ・パジーニ氏の名前を冠したグレンチェックジャケット。ファッショニスタとして名を馳せた英国国王のウィンザー公がこよなく愛した英国伝来の柄使いなら、コントラストは強めですが末長く着回せること必至。素材にはモヘヤ、アルパカ、ナイロンをミックスした4種混ウールを採用。フラワーホールに刺さったウッド製のスカルチャームもお茶目に主張します。
GABRIELE PASINI ガブリエル パジーニ 12万9000円(税抜き)/(ビームスF 新宿:TEL 03-5368-7305)
イタリアで最も古いファクトリーブランドの一つ、ルビアムが2006年にスポーツラインとして始動させたエルビーエム 1911。その中でも目を見張る柄ジャケットこそ、水玉模様を思わせるマイクロチェックの3B。一見難易度の高そうな柄使いも、ネイビーとグレーのシックな2トーンならシーンレスに着回せます。ハリコシのあるウール製ゆえ、一枚仕立てとはいえ防寒性は十分。ニットを着込めば冬場までコートいらずです。
L.B.M.1911 エルビーエム 1911 8万8000円(税抜き)/(トヨダトレーディング プレスルーム:TEL 03-5350-5567)
柄は柄でも低コントラストな織り柄で細やかな幾何学模様を施した、シックなネイビージャケットもオススメ。作ったのはボリオリで活躍したピエルイジ・ボリオリ。遊び心満点な生地使いで知られるザ・ジジには珍しい、遠目には無地にも見えるウールコットンのジャカードボディは汎用性抜群! もちろん至近距離で見ると、さりげない色気がムンムン。一着あればオンオフ問わず、重宝するはずです。
THE GIGI ザ・ジジ 11万5000円(税抜き)/(アマン:TEL 03-6805-0527)
vol.56
DXに本気 カギは共創と人材育成
日本アイ・ビー・エムデジタルサービス株式会社
代表取締役社長
井上裕美