ファッション
写真/蜂谷哲実 スタイリング/佐藤雄一 構成・文/瀧川修平 | 2017.04.10
1948年の創業当初よりレインコートを手掛けてきたラグジュアリーアウターブランド、ヘルノ。高機能なゴアテックスを使用した「ラミナーシリーズ」より、淡色の新作ステンカラーコートがお目見えしました。シェルには防水、透湿性に優れたゴアテックス素材を使用。PTFEラミネート加工で、雨水は弾けど水蒸気を通し蒸れを防いでくれます。梅雨どきにも重宝する、ハイテクノロジーな最注目株です。
8万1000円(税抜き) (ヘルノ プレスルーム:TEL 03-6427-3424)
200年近い歴史を持つ英国ブランド、マッキントッシュのメインライン、マッキントッシュ ロンドン。その今季新作でオススメなのが、ハリと光沢感を兼ね備えた撥水性の高いレインシステム製ポリエステルコート。タイトなAラインシルエットにして比翼仕立てのシンプルさゆえ、フード付きでもビジネスシーンで着回せます。折り畳んでもかさばらずシワが気にならないため、出張のお共にうってつけです。
ジャンフランコ・ボメザドリのエンリコ・メッツァドリ氏と、イタリアはリミニのショップオーナー、ヴィンチェンツォ・アットリーニ氏が立ち上げたパルマの老舗ファクトリー、エルネストのバルカラーコート。キュプラライニング付きゆえ、真夏以外の3シーズン着用可能で、背面にはバックシャンな飾りベルト、左のカフスにはブランドのアイコンたる“e”のボタンがポイント。さりげないアクセントとしました。ミリタリーな雰囲気のカーキコットンが今季的です。
イタリアンサルトの技術でナポリスタイルのシャツを手掛けるジャンネットは、欧州屈指の高級海岸リゾートとして名高いポルトフィーノの美しい景観からインスピレーションを受けた専業ブランド。シャンブレー素材で作られたチェスターフィールドスタイルのこのシャツジャケットも例に漏れず、太陽の下で映えることを意識した軽快な雰囲気が魅力的です。向こう側が透けるほど薄手ゆえ、盛夏のジャケット代わりに着てもサマになります。
イタリアのファッション業界でトレンドを牽引するピーノ・レラリオ氏が手掛けるタリアトーレの最新トレンチコート「アルフレッド」。エポレットやウェストベルトなど軍服としての伝統的なディテールは残しつつも、タイトにアレンジしたシルエットはモダンかつ前衛的。ワッフル調のポリエステル混リネン素材で着心地はすこぶる軽快です。オンタイムだけでなく休日に羽織ってもサマになる、現代の都市生活に最適な一着といえます。
vol.56
DXに本気 カギは共創と人材育成
日本アイ・ビー・エムデジタルサービス株式会社
代表取締役社長
井上裕美