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水素ガス吸入療法の“先進医療”承認で勢いづく水素関連事業

2017.10.19

心肺停止からの蘇生後、患者に水素ガスを吸入させることで脳機能の改善が期待できるとし、2016年11月、水素ガス吸入療法が“先進医療”として承認された。

先進医療とは、厚生労働大臣が承認した先進技術を用いた医療行為のことで、承認を得るには大学病院等の医師で構成された先進医療会議による審査をクリアしなければならない。

その項目は幅広く、医療技術の安全性や有効性はもちろん、技術的成熟度、社会的妥当性、普及性なども検討される。また、先進医療の承認は、将来的に健康保険適用を前提としているため、適用が認可された際は、水素ガス吸入が医療現場で広く使用される可能性もある。

水素ガス生成装置「PHG-500」を取り扱うナレッジブレインホールディングス株式会社(北海道・札幌)の勝矢風太社長は、昨今の報道に水素関連事業の勢いを感じている。

「先進医療として承認されたことで、水素市場は今、ガス吸入に移行しはじめています。競合他社さんの装置についても目にする機会が増えたのですが、弊社が扱う『PHG-500」は、生成ガスの純度が99.99%以上と高純度。生成純度、生成量ともに、私の父親はすごいものを開発したなと改めて感じます」

水素ガス生成装置「PHG-500」

»高純度の水素ガス生成装置がつなぐ父の思いと若者の未来【ナレッジブレインホールディングス株式会社代表取締役社長 勝矢風太氏インタビュー】

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vol.56

DXに本気 カギは共創と人材育成

日本アイ・ビー・エムデジタルサービス株式会社

代表取締役社長

井上裕美

DXは日本の喫緊の課題だ。政府はデジタル庁を発足させデジタル化を推進、民間企業もIT投資の名のもとに業務のシステム化やウェブサービスへの移行に努めてきたが、依然として世界に遅れを取っている。IJDS初代社長・井上裕美氏に、日本が本質的なDXに取り組み、加速させるために何が必要か聞く。
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