教育・福祉 / 建設・インフラ
いーく
保育士から一転、先代が約30年にわたり守り続けた工務店を引き継いだ、代表取締役の上野美幸氏。女性、妻、母、保育士としての経験や視点を生かした家づくりは、またたく間に評判となった。住む人の笑顔を追求した家づくりを経て、次に目指したのは“女性が子どもを授かっても社会と関われる生き方”のサポート。女性の社会復帰・進出支援で、近い将来必ず訪れる人口減社会に立ち向かい、地域の創生を目指す。
北海道帯広市出身。民間保育園で保育士として20年勤務したのち2012年、株式会社ヨシダホーム代表取締役社長に就任。独自の目線を生かした家づくりが評判となる。2015年に音更町の2ヶ所の学童委託事業を受託、2022年に「音更町子育てサポートセンター」事業を受託、町の子育てサポートに従事している。また、ヨシダホームで培った経験や思いを地域貢献に生かそうと2017年3月より音更町議会議員に出馬・当選し、ピンクリボン活動や学生の教育・社会体験の支援を強化する活動を行ない、現在3期目。活動の幅はさらに広がり、2017年に帯広市内に株式会社イークを設立するとともに企業主導型保育事業所「ぷちとまとほいくえん」を開園、令和3(2021)年度北海道働き方改革推進企業女性活躍表彰を受賞。保護者の働く場所づくりとして飲食業界にも参入し、2021年11月にイタリアンキッチン「バンサン帯広店」をオープン。2022年1月には2園目となる「ぷちとまとほいくえんスマイル」を開園し、2023年3月に食育と建築デザインのイーク関連会社「まぁんま」を開設。2023年11月には屋内型の子どもの遊び場である「キッズカフェ こっこ」をオープンさせた。
笑顔になれる家・人・地域づくり
「育て、育み、つながる笑顔へ」という理念のもと、「関わる全ての人々を笑顔でつなげていこう」という思いを大切にし、スタッフにはプロジェクトに関わってもらっています。「安全な場所で→安心感を持ち→信頼できる存在であること」。このとき、人ははじめて本当の笑顔になれます。そのプロセスを大切にした、家・人・地域づくりを行なっていきます。