Passion Leaders活動レポート

2019年の年相と企業経営の要諦/パッションリーダーズ活動報告

SBIホールディングス株式会社

代表取締役社長(CEO)

北尾吉孝

写真/阿部拓歩 | 2019.02.12

新年賀詞交歓会にて、今年最初の基調講演を務めたのは、SBIホールディングス株式会社、代表取締役社長・北尾吉孝氏。干支の持つ意味や史実を例にした2019年の年相の解説と、その中で経営者がどうあるべきかを多くの偉人の言葉も用いながら力強く論じた。

SBIホールディングス株式会社 代表取締役社長(CEO) 北尾吉孝(きたおよしたか)

1951年生まれ、兵庫県出身。74年、慶應義塾大学経済学部卒業後、野村證券入社。78年、英国ケンブリッジ大学経済学部を卒業。89年、ワッサースタイン・ペレラ・インターナショナル社(ロンドン)常務取締役。91年、野村企業情報取締役。92年、野村證券事業法人三部長。95年、孫正義氏の招聘により、ソフトバンク常務取締役に就任。99年、ソフトバンク・インベストメント(現・SBIホールディングス)の代表取締役CEOとなり、現在に至る。主な著書に『成功企業に学ぶ 実践フィンテック』(日本経済新聞出版社)、『古教心を照らす』(経済界)、『何のために働くのか』(致知出版社)、『進化し続ける経営』(東洋経済新報社)、『実践版 安岡正篤』(プレジデント社)など多数。

2019年は己を正し「社徳」を高める

2019年は「己亥(きがい・つちのとい)であり、陰陽五行説によると土と水の組み合わせ、つまり対立・矛盾する相剋の関係。「本年は波乱の年」であることを解説した北尾社長。これまで、亥年には関東大震災、阪神淡路大震災はじめ多くの大自然災害が発生。

60年前の同じ己亥の1959年には、キューバ革命が勃発、今上天皇と正田美智子さんの御成婚など歴史的な出来事が多く起きており、良くも悪くも非常に強い直進的なエネルギーが働く年とのこと。国の内外で政治・経済両面で予期せぬ大きな変化や転換が起きうる年相なので、「己を正し、基本面で内部の充実を図り、備えておくことが肝要」と注意を喚起した。

次に、そんな年相のなかでの企業経営の要諦として、「企業とは何か」「いかにして社徳を高めるか」をビジネスの偉大なリーダーの言葉を用いつつ、分かりやすく説明。

特に「社徳」については、「経営トップの徳性」の重要さを説き、「正しい倫理的価値観」「高い志」「誠実」「胆識」「人を集める度量」「求められる役割を果たす」「人物の育成能力」「人物を見抜く力」「組織運営力」といった経営者に求められる要素を力強く解説。参加者は皆真剣に傾聴していた。

パッションリーダーズ 今後の予定

「勝ち上がりの経営戦略」

~M&Aと事業再生、超最新シリコンバレーの劇的変化~(定例セミナー)

 

株式会社Orchestra Holdings

代表取締役COO  佐藤 亨樹

 

日時:2019年2月21日(月)19:00~

会場:ネクシィーズ本社3階セミナールーム 東京都渋谷区桜丘町20-4 ネクシィーズスクエアビル

定員:先着200名

会費:【会員】無料 【一般経営者】5,000円

 

▼パッションリーダーズ公式サイト

http://www.passion-leaders.com/

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vol.56

DXに本気 カギは共創と人材育成

日本アイ・ビー・エムデジタルサービス株式会社

代表取締役社長

井上裕美

DXは日本の喫緊の課題だ。政府はデジタル庁を発足させデジタル化を推進、民間企業もIT投資の名のもとに業務のシステム化やウェブサービスへの移行に努めてきたが、依然として世界に遅れを取っている。IJDS初代社長・井上裕美氏に、日本が本質的なDXに取り組み、加速させるために何が必要か聞く。
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