多言語対応のチームビルディング 浅草で楽しむ体験型脱出ゲーム | インバイトジャパン株式会社 山田敦子|注目の経営者|SUPER CEO

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多言語対応のチームビルディング 浅草で楽しむ体験型脱出ゲーム

インバイトジャパン株式会社

代表取締役

山田敦子

写真/芹澤 裕介 文/竹田 明(ユータック) 動画/ロックハーツ | 2018.12.28

謎解き脱出ゲームを活用したチームビルディングを日本にも広めるため、浅草で脱出ゲーム「なぞばこ」を営業しているインバイトジャパンの山田代表。脱出ゲームとチームビルディングの関係とは?

インバイトジャパン株式会社 代表取締役 山田敦子(やまだあつこ)

システムエンジニアとして電子政府のシステム構築と企画に携わった後、コンサルタント、ベンチャーキャピタリストなどを経て退職。その後、タイのバンコクで出合った脱出ゲーム「The Escape Hunt Experience Bangkok」と契約し、日本国内独占事業権を獲得。2015年にエスケープハントジャパン株式会社を設立し、第一号店「エスケープハント東京」を浅草にオープン。2017年、インバイトジャパン株式会社に社名を変更し、2018年から脱出ゲーム「なぞばこ」にブランド名を変更。

脱出ゲームは、用意された数々の謎を解いてゴールを目指す体験型のゲーム。海外で人気が高く、日本でも近年愛好家が増えている。インバイトジャパン株式会社が浅草で営業している「なぞばこ」も、そんな脱出ゲームの一種。しかし、少し目的が違っている。ゲームを楽しむアトラクションとしてだけではなく、ビジネスにおけるチームビルディングに活用できるのだ。

「謎を解いて部屋から脱出するには、ひとりの力ではできません。様々な視点や考え方を持つ人たちが協力しあうことで謎が解けます。そのプロセスでは、活発なコミュニケーションが生まれます。チームの誰かが発案したアイデアをチーム全員で練り、試し、検証を繰り返してゴールを目指します」(インバイトジャパン株式会社 山田敦子代表)

60分のゲームを終えると、楽しさや達成感でチームメイト間に自然なコミュニケーションが生まれているという。一緒に脱出ゲームにチャレンジし協力することで、相手の見えていなかった一面が見え、緊張関係が解きほぐされる。キックオフミーティングや国際会議、新入社員研修、内定者研修、社内懇親会やマーケティングイベントでの顧客とのコミュニケーションなど、様々な場面で利用されている。

「スタートの際は、チームで密室に閉じ込められます。特に何をしろという指示はありません。たいていの人は、最初は立ち尽くします。しかし、何かしないとここから出られないと思い至り、徐々に室内を調べはじめます。そこから、課題解決のための問題抽出能力が発揮されてきます。

仮説を立て、実行し、検証する。その繰り返しで問題を解決していきます。“現状を把握して突破口を見つけ、そこを破るために知恵を絞る”。学校とは違い、仕事や日常生活の中で明確に問題を与えられることはそうそうありませんし、『これが正解だよ』と誰かが教えてくれるものでもないですよね。

起きていることを観察して課題を抽出し、解決策を考えて実行、改善を繰り返す――。そう考えれば、仕事も生活も謎解きだらけ。まさにこれは、ビジネスにおける問題解決の縮図。脱出ゲームを通じてビジネスに必要なスキルを培うことができます」

また、インバイトジャパンが提供するサービスには日本で唯一の特徴がある。それは、日本語と英語のバイリンガル同時提供により、日本人も外国人も一緒に楽しめる謎解きチームビルディングの仕組みができているということ。

この特徴からも、脱出ゲーム「なぞばこ」は、東京都観光財団のMICEのソリューションとして資料にも掲載されている。MICEとは、「Meeting(会議・研修)」、「Incentive travel(招待旅行)」、「ConferenceまたはConvention(国際会議・学術会議)」、「ExhibitionまたはEvent(展示会)」の4つの頭文字を合わせた言葉。国際会議で集まる際、海外ではチームビルディングを活用して良好な人間関係を構築してから会議などに挑む。

そのほうが、コミュニケーションが活発になり、価値のある物が生み出せるからだ。脱出ゲーム「なぞばこ」は、バイリンガルで活用できるコンテンツだけに、日本で行われるMICEで活用するのに重宝される。

浅草の店舗では3通りの部屋を用意。一番人気は、畳に鎧のある「侍」の部屋。ししおどしが印象的な和テイストの「禅」も人気だ。

「出張型の『スーツケースミステリー』や『街歩き謎解きゲーム』、会議や展示会、イベント会場などに謎解きの仕組みを提供する『イベントコラボレーション』など、用途に応じたプログラムを用意していますので、浅草の店舗以外でも謎解きゲームをチームビルディングや研修に活用していただけます。

脱出ゲーム『なぞばこ』をプログラムに加えていただくことで、MICE誘致のアピールにもなりますし、MICEを誘致した際には、楽しさと驚きの体験を通じて、会議や研修を成功に導くことができます。街歩き謎解きの横浜版は、横浜観光コンベンション・ビューローの認定事業にも採択されています」

浅草の店舗には、難易度が異なる3つの部屋が用意されているが、ビジネスの中で脱出ゲームを使うには、難しすぎないのがカギだと山田代表は語る。

「成功体験を共有することで、チームへの信頼関係が生まれます。クリアしたことで気持ちが高揚し、ゲーム終了後の会話も弾みます。ゲーム開始時の不安感からクリアした達成感。

この緊張と緩和によりストレス解消効果もあります。そのために、ゲームの難易度の設定にはこだわりました。他社の脱出ゲームのように難易度を高くして何度もチャレンジしてもらうようにはゲームを組み立てていません。

チームで協力して知恵を絞らないと脱出できないレベルで、それでも最後はちゃんと脱出できる難易度。チームビルディングの効果を高めるためには、簡単すぎても難しすぎてもダメなんです」

ビジネスで新しいプロジェクトチームを編成するときや、新入社員をチームに迎え入れるときなど、脱出ゲーム「なぞばこ」を活用すれば効率よくチームビルディングができそうだ。

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vol.35

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