商品力

バイリンガルで国境を超えた「ONE TEAM」に!謎解きチームビルディング

インバイトジャパン株式会社

代表取締役

山田敦子

写真/芹澤 裕介 文/竹田 明(ユータック) | 2020.01.10

チームビルディングを目的にした謎解きゲームをBtoBで提供しているインバイトジャパン。なぜ謎解きゲームがチームビルディングに効果があるのか、山田代表に聞いた。

インバイトジャパン株式会社 代表取締役 山田敦子(やまだあつこ)

システムエンジニアとして電子政府システムの企画と構築に次々と携わった後、コンサルタント、ベンチャーキャピタリストなどを経て、結婚を機に退職。その後、タイのバンコクで出合った脱出ゲーム「The Escape Hunt Experience Bangkok」と契約し、日本国内独占事業権を獲得。2015年1月にエスケープハントジャパン株式会社を設立し、8月に第一号店「エスケープハント東京」を東京・浅草にオープン。2017年1月、インバイトジャパン株式会社に社名を変更し、2018年2月からエスケープハントは「脱出ゲーム なぞばこ」にブランド名を変更。

上司部下でも、ここでは“仲間”になる

謎解きゲームを活用したチームビルディングを提供しているインバイトジャパン。浅草の店舗を訪れる来店型の「謎解き体験脱出ゲーム」や、スーツケースサイズの謎を詰め込んだボックスを使う出張型の「スーツケースミステリー」、あるいは「街歩き謎解き」などニーズに合わせていくつものメニューが用意されている。

「街歩き謎解きは、欧米で流行っている『スカベンジャーハント』を日本の街で展開したものです。観光を兼ねたチームビルディングができて、人数が多くても対応可能です。外資系の企業が好んで活用しています。浅草、横浜でスタートし、2019年に仙台、鎌倉、日本橋、軽井沢が誕生しました」

そもそも謎解きゲームは、なぜチームビルディングに向いているのだろうか?

「仕事の時とは違った関係を構築でき、緊張関係がほぐれたり、本音を引き出しやすくなったりします。非日常の空間に身を置くことで、メンバーみんなの心の殻が開き、相互理解につながります。目の前に謎があるとそれに没頭して、謎を解くために自然とコミュニケーションを取るようになります。いつもは上司・部下の関係であっても、ゲーム中は一緒に謎を解く“仲間”になるんです」

インバイトジャパンの謎解きチームビルディングは「バイリンガル」が特長。「バイリンガル チームビルディング」「チームビルディング 英語」で検索するとトップに表示されるという。(2019年12月時点)

「英語対応しているだけでなく『非言語』でプレイできるように工夫しています。外資系企業では、外国人と日本人が一緒に働いていますが、仕事以外のコミュニケーションを取る機会が少ないケースも多いようで、謎解きゲームを通したチームビルディングでより深いコミュニケーションが確立します」

ゲームを進めるなかで、メンバーの考えや動きが読めるようになり、状況に合わせて共同作業・分担作業を自然と使い分けるように。謎の解き方で会社のカラーも分かるとか。

外資系企業がメインのクライアントであったインバイトジャパンだが、2019年のラグビーワールドカップを境に、ラグビー日本代表のスローガンとなった「ONE TEAM」が流行語大賞に選ばれたことも手伝い、国内の企業からの問い合わせが急増している。

「個にスポットが当たっている現代ですが、人と人が出会うことで生まれる創造性や熱量も重要です。リモートワークが進み、普段はオンラインで仕事を進めていても、謎解きゲームでチームビルディングをしておけば、オンラインでのやり取りも円滑になります。個の時代を側面からサポートするのがチームビルディング。確立した個が高度に協力し合うことでイノベーションが生まれます」

「快」の成功体験が“勝つためのチーム”をつくる

どこの企業もチームの力を結集してビジネスをスケールさせようと工夫している。しかし、個人が最優先される現代において、個性を尊重しながらチーム力を上げるのは至難の業。謎解きゲームを活用したチームビルディングが、それを可能にしてくれる。

「チームが力を合わせないと謎は解けません。他人の考え方や発想の多様さを知ることができ、一緒に謎を解いたときの連帯感や達成感の共有は、成功体験につながり、仕事での関係も良好に変化させてくれます。脳科学的にも『快』の感情を体感すると、また同じような経験をしたいと思うようです。謎を解いた成功体験が『勝つためのチーム』つくり上げます」

思いついたアイデアを出して、それを実行してダメなら次の案にトライする。謎解きもビジネスも進め方は同じ。学校の勉強とは違って、解決するべき問題を発見するところからはじめるのが仕事。

周囲を観察して、発見したことを伝えあい、状況を把握して解くべき問題を見つけるところからスタートする謎解きゲームは、濃縮したプロジェクトといえる。

人材の採用や育成など、謎解きゲームをビジネスで活用できるシーンは、まだまだ広がりを見せそうだ。

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vol.41

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