企業成長力

人財こそがエコラル躍進の原動力 目指すは太陽光パネルの設置件数“日本一”

エコラル株式会社

代表取締役

沖田和穗

写真/芹澤 裕介 文/竹田 明(ユータック) 動画/ロックハーツ | 2019.08.09

「お客様との末永いお付き合い」を見据えた事業戦略

エコラルが人財育成に力を入れるのは、同社がいわゆる「営業会社」であるからだ。太陽光発電システムは、エコラルのメイン商材ではあるが、住宅関連の事業を多角的に進めるビジネス戦略が沖田代表の念頭にある。

「太陽光発電システムは『売り付けたら勝ち』というイメージを持たれているかもしれませんが、エコラルが求めているものは、お客様との末永いお付き合い。ユーザーファーストを徹底するのは、そのためです。

飲食店が美味しい料理をつくるのは、ファン化でリピーターを増やしたいから。営業会社も同じ。会社のファンをつくって次の取引につなげていくのが、サスティナブルなビジネス戦略です。だからこそ、お客様に満足してもらわなければなりません。売り付けて終わりと考えていたら次につながりません」

太陽光発電システムは、売電から「電力自給自足」時代へ。エコラルの信頼できるメンバーがお得な太陽光発電を案内してくれる。

エコラルがリフォーム事業に進出したのは、太陽光発電システムを導入した顧客からの要望が多いためだという。太陽光発電システムは、家庭で使うエネルギーを節約するための管理システム「HEMS(ヘムス)」を導入すればより効果を発揮するが、ヘムスの導入に際して必要なリフォームを手掛けることができる。

「点検などアフターサービスに力を入れるのは、ヘムスの導入やリフォーム事業につなげるためです。定期点検して太陽光発電システムでどれぐらい得をしているかわかりやすく示すことで、お客様の満足につながり、それはそのまま信頼の獲得となります。すると、太陽光発電システムのお客様を紹介してもらえ、リフォームなど別の事業での契約に結び付きます」

そしてもう一つ、沖田代表は顧客との出会いを促すための事業も考えていると語る。高価な太陽光システムの契約をいきなり目指すだけでなく、人々の日々の暮らしを豊かにする、より安価な商品やサービスの提供で、顧客とのつながりを持とうという試みだ。

「太陽光発電システムの導入は高価ですから、住宅に関する商品やサービスでもっとリーズナブルなものを取り扱い、お客様の信頼を勝ち得て太陽光発電システムを含むそのほかの商品・サービスの販売・契約につなげる戦略も考えています。

お客様と接点をつくる目的だから、網戸の交換でもエアコンの掃除でも何でもいい。お客様に信頼してもらえる仕事をしたいですね。社員もあれこれと知恵を絞っています」

2022年6月「住宅への設置件数日本一」を見据える沖田代表の視界は良好だ!

エコラル株式会社 代表取締役 沖田和穗(おきたかずほ)

1985年5月9日生まれ。広島県出身。17歳から建設、土木関係で働きはじめ、22歳で関東に移る。24歳のとき、先輩と2人で太陽光発電の販売会社を買収し、6年で8店舗に拡大。2人だった社員も120人まで増やす。2013年に、おからを再生してネコ砂を製造・販売するエコラルを買収し、独立。前職の経験を生かし太陽光発電の販売もはじめる。

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vol.39

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旭酒造株式会社

会長

桜井博志

日本酒「獺祭」を造る旭酒造は、2021年の稼働に向けて米ニューヨークに純米大吟醸専門の醸造所を建設中。「獺祭」の生みの親、桜井博志会長は「単なる市場拡大が狙いではない」という。その真意は? 挑戦をし続ける日本屈指の酒蔵が掲げる酒造りの意義に迫る。
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