自衛隊仕込みの組織力で目指す経営資源コンサルの複合企業 | 株式会社サーヴァントライフパートナーズ 宇野彰人|注目の経営者|SUPER CEO

人材力

自衛隊仕込みの組織力で目指す経営資源コンサルの複合企業

株式会社サーヴァントライフパートナーズ

代表取締役

宇野彰人

写真/芹澤裕介 文/松本 理惠子 | 2017.07.31

資産設計にワンストップで応える会社を経営する宇野代表。10年間の自衛隊勤務のなかで身に着けた組織の在り方を生かし、経営資源コンサルのコングロマリット(複合企業)を目指すという野望を聞いた。

株式会社サーヴァントライフパートナーズ 代表取締役 宇野彰人(うの あきと)

1989年、大阪出身。中学卒業後、陸上自衛隊高等工科学校(旧陸上自衛隊少年工科学校)に進む。自衛隊と並行し、法政大学通信教育部で経済学を学ぶ。2014年、不動産投資をきっかけに起業に向け動き出す。2016年、自衛隊を退職し、同年7月に株式会社サーヴァントライフパートナーズを設立。2017年6月、ホールディングス化を目指し、子会社の人材派遣会社を設立。

迷彩服をスーツに着替えたら

不動産を入口として、顧客の資産設計をトータルでコンサルティングする事業を手がける宇野代表は、元陸上自衛官の第一ヘリコプター団勤務という異色の経歴を持つ。迷彩服の自衛官からスーツ姿のコンサルタントへ……、180度の方向転換をした背景には、自身の散財癖があったという。

「陸上自衛隊時代は、お金を使うばかりで貯めることが苦手でした。このままではいけないと思い、資産形成のために始めたのが不動産投資です」

不動産という大きな買い物をすると、税金や住宅ローン、保険などを考える必要が出てくる。宇野代表は戸惑いながらも、その都度人に相談したり、自分で勉強したりしながら乗り越えた。

「自分でやってみて、不動産投資を考える人たちの多くが同じ苦労をしているはずだと思いました。それで、不動産売買にまつわるすべてをワンストップでコンサルする会社があれば、きっと喜ばれると考えたのです」

不動産を軸にした5つの事業

初めての不動産投資から2年後の2016年、起業準備を整えた宇野代表は自衛隊を退職。4人の仲間とともに今の会社を立ち上げた。現在の事業の柱は、【不動産コンサルティング】【ファイナンシャルプランニング】【住宅ローンコンサルティング】【生命保険・損害保険の加入や見直し】【セミナー・イベント・執筆業務】の5つだ。

「主軸の不動産コンサル業では、投資のほか、相続による売却の相談が多いですね。一般に、不動産を売却しようとする人は早く売りたいので、買い取り業者に安く買い取られてしまいがちです。しかし、私のところでは高く買い取ってくれる買主をマッチングして、売主・買主の両者がwin-winの関係になれるようにします」

宇野代表を含めた5人の社員は、不動産業界に精通する者、アイデアマン、実務が得意な者など、それぞれに専門スキルや持ち味がある。宇野代表は保険のスペシャリストでありながら司令塔としてプレーヤーを適材適所に配置し、会社の推進力を生み出している。ここで生きてくるのが、自衛隊時代に学んだ組織力だ。

「その人の能力を生かせる役割を与え、各自が責任を持って遂行する。そうすることで、鉄壁のチームワークが生まれ、少数精鋭で高いパフォーマンスが出せます」

他にも、状況判断力、バランス感覚、視野の広さなど、ヘリコプターの操縦と経営は共通点が多く、随所で生きているという。

自衛隊では忍耐強さ、折れない心も鍛えられた。「お客様の要望は断らない。実現できる道を考え抜く」(宇野代表)

目指すは経営資源コンサルのコングロマリット

起業して1年、宇野氏はその広い視野で、会社の遠い未来を見ている。

「ゆくゆくは経営資源コンサルのコングロマリットを目指しています。経営資源とはヒト・モノ・カネです。人材を求める企業と人材とのマッチング、国内外の不動産や保険の紹介、資産設計のアドバイス。これらを強化し、お客様のどんなニーズにも応えられるようにします。そのために、今後2年内に4つの子会社をつくり、ホールディングス化します」

営業職を主とした人材紹介会社は2017年6月に立ち上げ済みだ。この他に、事業承継のためのM&A会社、海外不動産取引会社、海外貿易会社を計画している。1社につき売上高10億円を目標に掲げるなど、夢は大きい。

事業多角化のために今、一番求めているのは人材だ。

「18歳から35歳くらいまでの方を対象に、営業職を100人規模で募集中です。未経験でも社内で人材育成を行い、将来的には子会社を任せられるくらいの人材に育てます。人材に求めるのは、資格よりも経験値や熱意。多角的に物事を見ることができ、前向きな思考で積極的に意見が言える人に来てほしいですね」

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株式会社一家ダイニングプロジェクト武長太郎

関東エリアに居酒屋を展開する株式会社一家ダイニングプロジェクト。2012年からブライダル事業にも参入し急成長、マザーズ上場を果たした。一見するとベクトルが異なる業態でありながら、根底には“おもてなし力”が流れていると代表の武長太郎氏は言う。「居酒屋ブライダル」で事業を拡大した独自の戦略とは?
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