ブランディングとマーケティングで“モテる会社”の仕組みをつくる | CooKai株式会社 北林弘行|注目の経営者|SUPER CEO

企業成長力

ブランディングとマーケティングで“モテる会社”の仕組みをつくる

CooKai株式会社

代表取締役

北林弘行

写真/若原 瑞昌 文/竹田 明(ユータック) | 2017.04.28

ウェブマーケティングを用いて売れる仕組みを提案するCooKai。クライアント企業を“モテる”ようにするのが自らの使命だと語る北林代表の思いと、その手法に迫る。

CooKai株式会社 代表取締役 北林弘行(きたばやしひろゆき)

1971年生まれ。兵庫県宝塚市出身。慶應義塾大学理工学部卒業後、東証一部上場の文具メーカーにて、ファシリティマネジメントや商品開発、マーケティングに従事。2001年に、家業であった株式会社アート印刷所に入社し、常務取締役に就任する。2016年、マーケティングの知識を生かすためCooKai株式会社を設立。日本消費者心理学会会員や、ショッパーインサイト研究会顧問を務め、中小企業や個人事業主向けに、ブランディングやウェブマーケティングを行っている。

普通に販売するだけでは商材を売りにくい今の時代。売るためには高いクオリティの商品やサービスを提供するだけでなく、ウェブサイトをつくり、SNS等も活用して情報を拡散するのが定石だ。そして、その先にあるウェブを活用した売れる仕組みを理解し、実践することが重要であるとCooKaiは考える。

この売れる仕組みについてノウハウのないクライアントのために、CooKaiでは、ブランディングからマーケティング、そしてウェブの仕組みを伝授するという3ステップで解決へと導く。

ひとつ目はブランディング。主なクライアントとなる中小企業や個人事業主に対し、深くヒアリングを行い、本来持っている事業価値を“気づかせる”。長所というのは、本人たちにとって至極当然なことである場合が多いため、自覚を促し理解させることが大切だという。

「クライアントの大半は、自分なりにウェブ戦略を考え、ブランディングも行っています。しかし、ただやみくもにウェブで情報を拡散しても、軸となる部分がないため、人の目にとまらず、集客に結び付きません。

例えば、個人にしても自分の価値を理解した上で振る舞っている人は魅力的に映りますよね?“モテる会社”になるためには、まずは自らの魅力を知ることが大切です」(北林)

もちろん、独り善がりのブランディングにならないためには、消費者の価値観や好みのほか、流行も考慮する必要がある。そこで重要になってくるのが、二つ目のマーケティングだ。北林代表は、消費者の購買行動を研究する日本消費者心理学会会員や、ショッパーインサイト研究会顧問を務め、マーケティングに明るい。

ブランディングとマーケティングで軸ができたら、ウェブの状態を最適化する三つ目のステップへ。解析、MA(マーケティングオートメーション)、課金システム、SEO、Facebookなど、あらゆるウェブツールや手法を駆使してつくり上げていく。

「例えば、ランディングページでアクセス数を稼いでいるのに売り上げにつながらないクライアントがいましたが、分析の結果、本当に訪れてほしいページへの導線がうまく引けていないために、ユーザーは素通りしているということが判明しました。

そこで、購買へ結びつくクリックボタンを追加したところ、売上げが3倍になりました。また、SNS広告を使用した短期間のコミュニティ形成では、1か月でリーチはおよそ7万人、動画再生は1万回を平均して超えていくことが可能です。

SEO対策にも力を入れていますが、不動産、製造業、医療、美容といったジャンルは、40日ほどあれば検索順位圏外から1位まで順位を上げることができます」(北林)

これらの3ステップを実践して、初めて結果が出るのだという。

早稲田大学大学院の学生らとフィールド調査を行い、消費者の心理や購買行動を研究し、事業にフィードバックしている。

また、CooKaiには、法人のブランディングやマーケティングを担当する北林代表のほか、ブランディングプロデューサーのささきゆき氏がいる。インフルエンサーの養成を手がけるなど、SNSを中心としたWebでの拡散を得意とする彼女は、セミナー講師やセラピスト、整体師、占い師、陶芸家など個人で活躍するクライアントのブランディングを手がけている。

「良いサービスやコンテンツを持っていても、売り方を知らないために苦労する方がいます。ネーミングのルールや、SNSの有効な利用法、ファンの取りまとめ方など、個人が売り込むために必要なノウハウ、コンテンツやサービスをマネタイズする方法を伝授します」(ささき)

ウェブサイトの構築・分析が得意で消費者行動の研究にも携わる、法人担当の北林代表と、SNSでの拡散やメディア戦略で士業を含めた個人事業主をバックアップするささき氏。それぞれの得意分野を生かした二つのエンジンによる推進力がCooKaiの最大の強みだ。

「自分を知り、相手を知り、どのように仕かけるか。この3ステップを踏むことで、どんな企業や人でも“モテる”要素をつくることができます。法人、個人それぞれに特化したサービスの手法を、これからも増やしていきます」(北林)

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vol.31

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