企業成長力

「不動産は生きている。だからこそ面白い」リソースを集中し最大成果の達成へ

株式会社ReVie

代表取締役社長

植西剛士

写真/海老澤芳辰(リンガフランカ) 文/松本惠理子 動画/ロックハーツ | 2020.03.10

建材費の高騰、物件の供給不足、インバウンドの冷え込みなどに喘ぐ不動産業者が多いなか、独自の仕入れルートと販売力で勝ち進む株式会社ReVie。2019年を「首都圏の賃貸事業の強さを再確認した年」と総括する植西剛士代表が、2020年以降の戦略を語る!

株式会社ReVie 代表取締役社長 植西剛士(うえにしたけし)

1984年、京都市生まれ。立命館大学卒業後、大手総合不動産会社に入社。収益性の高い不動産の経営、売買仲介、土地仲介、中古マンション仲介、戸建てなどあらゆる部門を経験後、2015年7月に不動産会社ReVieを設立。2020年3月、オフィスを渋谷駅直結の渋谷スクランブルスクエア39階に移転。

不動産に特化しリソースを集中!

2015年の創業以来、1年目で59億円、2年目で100億円を売上げるなど破竹の勢いで成長を続けてきた株式会社ReVie。2018年はスルガ銀行の不正融資問題やレオパレスの施工不良問題などの影響で、ReVieも一時期足踏みを強いられたが、誠実な仕事ですぐに顧客の信頼を回復。

満を持して迎えた2019年を振り返って、植西代表は「とても充実した1年で、時間があっという間に過ぎました」と顔をほころばせる。

「2019年は業界的には引き続き厳しい時が続いていましたが、我々は悲観することなく、やる気をもって前に進んでいこうと話し合いました。全社員がひとつになれた結果、顧客や取引先の協力もあって順風満帆な1年にすることができました。

また、新卒採用・中途採用でも良い人物と出会えて、今まで以上にパワフルなメンバーになりましたね」

事業内容については思い切った選択を行った。

「これまで人材事業、メディア事業、土地活用のWEB配信などいろいろなチャレンジをしてきましたが、改めて不動産事業の底堅さを確認し、ReVieの強みを考えたとき、“不動産に特化する”ことが最も強みを発揮できると結論しました。そこで、不動産以外の部門を整理してリソースを集中させたところ、飛躍的に成長できました。

ただ、チャレンジは大切だと思っているので、今後はM&Aで事業拡大しシナジー効果を図っていくなどの計画を温めています」

ReVieが一番得意とする分野は、首都圏を中心としたマンションの仲介・販売だ。

「株式、保険、投資信託など資産形成の方法が数あるなかで、やはり不動産は外せない、特に首都圏のマンション経営が良いと考える方が多くいらっしゃいます。昨年も地主の方からの土地活用の相談や、一般の方・投資家からの物件購入の相談が非常に多くありました。

基本的に当社の新規顧客は既存客からの紹介で、リピート率は90%を超えます。1人の顧客が2軒目、3軒目を購入するケースも多いので、実質的なリピート率で言うと200%とか300%になりますね」

では、2020年をどんな年にしていくか。業界や世の中の情勢をどのように予想し、対策をしていくのか。

「まず、不動産業界の動向についてですが、日本は2013年からアベノミクスで低金利政策がとられ、我々にとっては攻めやすい状況が続いてきました。

しかし、良いことばかり長くは続かないというように、2018年には業界の不祥事があり、ここに来て、昨年末に中国武漢で出現した新型コロナウィルス(COVID19)による“コロナショック”です。業界全体が震撼しているというのが率直なところです」

具体的な打撃としては、投資先としても人気だった民泊が、インバウンド客の激減で軒並み経営難や経営破綻の危機に追い込まれている。また、不動産事業に欠かせない建築資材や設備等の生産・輸入の見通しが立たず、価格の高騰が起き始めた。

「日本の総人口が減るなかで、東京都の人口は昨年約15万人増加しており、東京オリンピック後も都市開発が進められる計画で、首都圏の不動産ニーズは高水準で推移すると予想されます。

しかし、東京・横浜・千葉などの大都市では以前からマンションやマンション用地が入手困難で、市場で奪い合いが起きています。さらに今回のコロナショックで資材等が手に入りにくくなり、価格は高騰する一方。

結果として、投資先としての堅実さや有利さが、改めて浮き彫りになったかたちです。オーナーにとっては最高の資産となるため、大切に維持することを勧めます」

今から新たに都心の物件が欲しいという人は、価格面・供給面でかなり高いハードルになるが、そこがReVieの腕の見せどころだ。

「年金対策や資産形成が重要な時代になり、対策をしている人としていない人の格差が大きくなっている今、資産価値の高い物件を購入することが最大の自衛策になるでしょう。

当社では昨年もまた新しい仕入れ先が増えるなどしており、これからも良い物件を安定的に提供できると考えています。物件を売りたいオーナーと買いたいオーナーを、確実かつスピーディーにつなぐ仕組みこそが、ReVieの強さの秘訣なのです」

今後は顧客の金融リテラシーが上がってきていることを鑑みて、税対策も含めたサポートを強化していきたいと植西代表は抱負を話す。

「日々勉強し、最新の社会情勢・経済情勢をキャッチするとともに、税理士や弁護士など専門家ともタッグを組んで、抜かりなくお客様の資産づくりに貢献していきます」

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「世界に誇れるメイド・イン・ジャパンの一流ブランドを生み出したい」。そんな思いから、代表の山田敏夫氏が2012年にファクトリーブランド「ファクトリエ」を旗揚げ。優れた技術を持った日本国内の工場を開拓し、コロナ渦でも好調な売上を保っている。その原動力となっている山田氏の「熱狂」に迫る。
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