強固な人材基盤の構築が 住まいと人のつながりをつくる | HEARTS Asset Management株式会社 植西剛士|注目の経営者|SUPER CEO

企業成長力

強固な人材基盤の構築が 住まいと人のつながりをつくる

HEARTS Asset Management株式会社

代表取締役社長

植西剛士

写真/芹澤裕介 文/岡本のぞみ(verb) | 2017.10.31

中古不動産の買取・リノベーション・販売をメインに事業を展開するHEARTS Asset Management株式会社。設立2年で売上100億円を達成した理由は、意外にも“守りの姿勢”だと語る植西代表に、その真意を聞いた。

HEARTS Asset Management株式会社 代表取締役社長 植西剛士(うえにしたけし)

1984年、京都市生まれ。立命館大学卒業後、大手総合不動産会社に入社。収益性の高い不動産の営業、売買仲介、土地仲介、中古マンション仲介、戸建てなどあらゆる部門を経験後、30歳を目前にした2014年3月にHEARTS Asset Management株式会社の前身となる不動産会社を設立。2015年7月HEARTS Asset Management株式会社を設立。現在は、不動産事業に加えて、新規事業の人材事業に注力している。

HEARTS流メソッドと社員の意識

2015年に不動産業を創業し、急成長しているHEARTS Asset Management。東京・神奈川を中心に、全国の中古ビルやマンションを買い取りバリューアップして販売する事業をメインに展開し、設立1年目で59億円、2年目で100億円の売上を達成。その急成長の原動力を聞くと、“顧客第一主義”にあると植西代表は言う。

「当社の強みとして挙げられるのが、お客様の多さです。フォローを徹底することで満足度を高め、お客様から別のお客様をご紹介いただくというケースが増えてきています。

実際、当社では飛び込み営業や1日に100軒も200軒も電話して新規開拓をするということをせず、紹介のみで1億円、2億円という契約が成立していくことも少なくありません」

顧客第一主義の考え方は、部署を問わず全社員に浸透している。実際に社員に話を聞いても、顧客に対する思いが仕事のやりがいにつながっていることが感じられる。

風通しの良いミーティングスペース。顧客やクライアントがリラックスできるよう、植西代表や社員は笑顔でゲストを迎える。

「お客様に対して、不動産のご相談や融資のサポートを担当していますが、お客様のほとんどは夜遅くまで働いていらっしゃる方です。そういったお客様への対応スピードやきめ細やかなアフターフォローといった点でサポートが手厚いと評価をいただいています。

不動産の購入は、修繕費用や購入後の不満といったリスクが発生しますが、お客様の立場に立って一つひとつ解決することで、懸念が笑顔へと変わっていくんです。お客様と喜びを共有できることは、仕事をする上でも強いモチベーションになっています」(アセットマネジメント事業部 丸山 綾)

さらに、ソリューション事業部をまとめる白崎氏は、“チームの連携”が業務の再現性を高め、獲得案件の増加につながると言う。

「新しく入社された社員には、どのような仕事でも、まずは挑戦してもらいます。得手不得手は各々違いますし、それを明確にした上で、個人と面談し利益目標を設定していきます。そうやって個々のスキルを着実に磨くことで、チーム全体の目標数値の底上げを図っているんです。

また、行動理念や強い意識をもつためには、何ごとも自分で気づくことが大切です。どうしたら気づいてくれるかを意識して指導した結果、全員が目標を達成し、成果を上げています」(アセットソリューション事業部 白崎正純)

顧客第一主義を実現するために、人材基盤を固め、その結果、利益目標を達成してきたHEARTS Asset Management。それが実現できたのは、植西代表が会社設立2年目の目標として“守りの姿勢”を貫いてきたことの賜物である。

「“守り”というのは、新しい事業をしないといった意味ではありません。設立2年目は、社員の教育やスタッフ部門の補強、人材の採用など、内部に足りない部分をブラッシュアップすることに注力した一年でした。

つまり、大きくて薄い組織体ではなく、厚みを増すことを意識してきたのです。その結果、仕事の質を保ちながら人材を増やすことができ、売上も100億円を達成することができました」

“守りの姿勢”で盤石の体制を築いたHEARTS Asset Managementは、さらなる飛躍を求め、新規事業の展開を考えている。

女性の転職に特化した人材事業「美人就活」をスタート

堅調に成長するHEARTS Asset Management。設立3年目となる今、新たに開拓するのが人材事業だ。

「HEARTS Asset Managementでは、2018年に向けて、女性に特化した転職支援サイト『美人就活』をスタートする予定です。営業やエンジニア、医師、看護師、薬剤師などの人材を、法人へ向けて成果報酬型で送り込むサービスを考えています。既に、メーカー、IT、広告、メディカルなどパートナー企業は揃ってきていますが、今後も提携先は増やしていきます」

今後は、HEARTS流の“住まいと人材のインフラ”で、社会をより輝かせていくに違いない。

植西代表は新入社員の日報を見てアドバイスしたり、直接声がけをしたりすることも多い。その距離の近さは社員のモチベーションにもなっている。

会議用のフロアを増改築し、社員のポテンシャルを最大限発揮できる環境を整えた。ウッド調のテーブルに温かみのあるランプ、植物などがリラックス空間を演出している。

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vol.33

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