人材力

社員の思考を“可視化”すると経営が変わる 人材育成に革命を起こす「Lena Brain」

株式会社Lena

代表取締役

柳澤 奈々

写真/芹澤 裕介 文/竹田 明(ユータック) | 2019.10.10

自己変革に成功してビジネスが好転

人材育成のために開発した「Lena Brain」だが、柳澤代表が自分自身を変えるため、心理学的なアプローチを実践したのがそもそもの始まり。人材育成がうまくいかず悩んでいた柳澤代表。

ビジネスの中で人に裏切られることも重なり、どんどん自信を失くして一時は会社を辞めようとまで考えていた。そんな矢先、成功している先人に学ぼうと、同じ労働集約型のビジネスで大成功を収めた、ある経営者を尋ねてシンガポールまで出向いた。

「シンガポールで有名な日本人経営者と話をする機会をいただき、感銘を受けました。特に人との接し方が、相手によって変わる点に注目しました。強く出るときは強く出る。これが私にはできていませんでした。それは自信がなかったからだと気付き、自己改革からスタートさせました」

自分を変えるために、思考を変えると行動が変わるという心理学に出合い、それを実践して自己変革に成功した。自身の体験を下地にシステム化したのが「Lena Brain」だ。

自分が変わり、「Lena Brain」でスタッフも変わることで、人材育成がうまくいきはじめた。それに合わせて、ビジネスも順調に転がりはじめ、人を呼び寄せるようになった。

「店舗を増やす気はなかったのですが、スタッフが働く場所をつくったり、鍼灸とエステを融合させた新業態にチャレンジしようと誘いを受けたりと、人が集まり周囲の希望を叶える形で、店舗が増えていきました」

店舗数が5店舗になった段階で、柳澤代表は会社の利益率を上げるために、自社化粧品の開発・販売に乗り出した。以前声を掛けられて断ったビタミンクリームの開発に参加することにしたのだ。

利益率を上げるために自社化粧品の開発・販売をスタート。「利益率を上げることで、店舗スタッフの負担が軽くなる」と話す柳澤代表。

「大手総合商社で経営戦略部門にもいた、化粧品成分について研究している人物と組んで高濃度のビタミンクリームを開発しました。効能が強いため対面販売でないと売れない商品ですが、エステサロンはピッタリの販売場所です」

しかも、化粧品を開発した人物が運営していた銀座のエステサロンを買い取り、Lenaで店舗を引き継ぐことになり本店を銀座に移動。加えて、のれん分け1号店が青森でオープンし大成功した。今後は、銀座を中心にエステサロンで化粧品を販売しながら、地方でものれん分けシステムで独立する女性を支援していきたいと、柳澤代表は語る。

「女性の自立支援が、私の最終目標です。エステティシャンとして独立したい人に、私の経験やノウハウを教えて、全国でLenaの名前を使って活躍してほしいです。そのために、エステティシャンの養成スクール『LenaVirtueCollege(美徳学院)』もスタートさせました。Lena Brainも活用してエステサロン経営で成功し、多くの女性に幸せをつかんでほしいと思っています!」

株式会社Lena 代表取締役 柳澤 奈々(やなぎさわ なな)

美容業界歴20年以上。健康寿命の延伸を目的とし、エステと国家資格者(鍼灸師・柔整師・管理栄養士・看護師・臨床検査技師)との融合エステを実現。わずか2年で店舗数を1店舗から9店舗展開。暖簾分けシステム、自社化粧品開発と推進している株式会社Lena代表取締役。また、現場の問題解決から生まれた株式会社LenaBrain代表取締役。

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vol.44

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SBCメディカルグループ

代表

相川佳之

2000年に湘南美容クリニックを開業して以来、美容医療にとどまらない総合医療グループ「SBCメディカルグループ」を築き上げた代表の相川佳之氏。いま最も力を注ぐことの一つに医療アプリ「アイメッド」によるオンライン診療の普及がある。日本の医療環境をどう変えようとしているのか。その先のビジョンとは――。
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