技術力

顧客の気持ちに寄り添うフェイシャルサロン 「会いたい」と思ってもらえる絆づくりを強化

小顔矯正サロン ラリマール

サロンオーナー

大熊友子

写真/カキモトジュンコ(パーシモン) 文/桑原恵美子 | 2021.04.12

コロナウイルス感染拡大の長期化に伴い、あらゆるビジネスが非対面・非接触へとモデルチェンジ。接触を前提とした美容サロンの多くが苦境に立たされている。そんななか、客足が落ちずに好調を維持している小顔矯正サロン ラリマールのオーナー・大熊友子氏に、その秘訣を聞いた。

小顔矯正サロン ラリマール サロンオーナー 大熊友子(おおくまともこ)

1974年、埼玉県生まれ。国際理容美容専門学校を卒業後、10年間美容師として働く。結婚・出産後にエステティシャンとして技術を習得し、2013年、健美ボディサロン「ラリマール」開業。その後、痛みを伴わない小顔矯正「エンドリングフェイシャル」に魅せられ、「神戸小顔カレッジ」で技術を習得。2018年、「小顔矯正サロン ラリマール」をリニューアルオープン。2020年11月、より快適なサロン空間を求めて浦安に移転。化粧品開発、シングルマザー向け人材派遣業など、新たなチャレンジを続けている。

自分の手と技で多くの人の人生を変え、幸せにしたい

美容師として10年間、充実したキャリアを築いてきた大熊代表。結婚後は育児に専念するために専業主婦となったが、「自分の手でお客様を美しく、笑顔にしたい」という想いは抑えきれず、モデルを中心に施術するボディケアサロンを開業する。

「ブログで知り合った方を通じて知ったのが、全く痛みを伴わないのに効果が大きい小顔矯正『エンドリングフェイシャル』。イメージを手で形にする陶芸のように“力”ではなく“思考”で骨を動かす施術なのですが、軽く撫でる程度のタッチで驚くほど顔が変わっていくのを目の前で見て、大きな衝撃を受けました。ぜひこの技術を習得し、自分の手技で多くの女性を幸せにしたいと強く思ったのです」

大熊代表はこの施術の創始者である杉江優美氏が運営する「神戸小顔カレッジ」で学び、ノウハウを習得。2018年、「小顔矯正サロン ラリマール」をリニューアルオープンする。

「顔の歪みを元に戻すことで小顔になるばかりでなく、その方が本来もっていた美しさがはっきりとあらわれるようになります。自分本来の顔に自信をもてるようになるので、サロンにいらっしゃるたびに明るくなり、人生に前向きになる方も多いんです」

大熊代表の確かな手技、そして温かく率直な人柄に魅せられてリピーターは増え続ける。順風満帆だった時に襲ったのが、コロナ禍だった。2020年の第一波の時は完全に客足が途絶え、1か月半ほどサロンを閉めていた時期もあった。しかし大熊代表は苦しいその期間も、LINEでリピーターとの細やかなコミュニケーションを絶やさなかった。

リピーターに対してLINEで率直に想いを伝えた

「『施術してもらえない間、顔をどうしていいかわからない』という不安のお声が多かったので、ご自分で簡単にできるケアを動画で撮影してお送りしたり、色々なアドバイスをさせていただいたりしました。そして『またお会いしたいです』という想いを率直に伝え続けたんです。6月に営業を再開した際は、これまでの感謝を込めて利益度外視の料金を期間限定で設定させていただきました。それをきっかけにほとんどのリピーターの方が、サロンに足を運んでくださったんです」

最初は不安を抱きつつ訪れた顧客も、しっかりとした感染防止対策を自分の目で確認することで安心し、以前と同じペースで訪れるようになったと言う。現在は、ほぼコロナ前の売上に戻っている。

「オンラインミーティングが増えて、ご自分の顔を客観的に見る機会が増えたことも、理由のひとつかもしれません。最近は自営業の方を中心に、男性のお客様も増えています。でも何より、気持ちがふさぎがちな時だからこそ、触れあいたい、癒されたい、きれいになって気分を上げたいと願う人が増えているのだと思います。コロナ禍で世の中は大きく変わっていますが、人肌に触ることの心地良さを提供するサービスは求められ続けるのではないでしょうか」

新たなスタートを機に、新たな夢が生まれた

昨年11月にオープンした新サロンはピンクとベージュを基調としており、「気分が上がる」と好評。施術ごとにタオルやシーツを交換・除菌し、窓を開けて空気を入れ替え、スリッパは使い捨て……と、感染対策を徹底している。

2020年11月には、手狭だった自宅併設のサロンから、浦安駅徒歩数分の場所にサロンを移転。女性らしい華やかな雰囲気や、窓の大きなワンルームで高層階と換気しやすい環境も好評だ。

「お客様から要望の多かった、顔のストレスを取ることに対応した化粧品の開発も進んでいます。焦らずじっくりとエビデンスを集め、2021年中には発売したいと考えています。また昨年、自分自身が離婚してシングルマザーになったのですが、それにより『シングルマザー専用の人材派遣会社を設立したい』という新たな夢も生まれました。私は、自分の個性を最大に活かすことがその方の自信になり、その自信が人生を変えると信じています。だから小顔矯正サロンも、化粧品開発も、人材派遣業も根っこは同じ。その方の“なりたい自分”になる道筋を見つけて、お客様と二人三脚で歩んでいきたいのです」

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vol.49

次世代ファストフード  “外食の神様”の視点

ダイニングイノベーション グループ

創業者

西山知義

時代の要請にいち早く応えた一人焼肉「焼肉ライク」、ToGo専門「‎ブルースターバーガー」を、コロナ禍以前から構想。徹底した店舗運営の効率化やDXの原価反映など、“神の視点”ともいえる先見性により実現した【次世代ファストフード】の秘密に迫る。
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