企画力

起こせ、ジャイアントキリング! ブランディングは経営の“最大の武器”

むすび株式会社

代表取締役

深澤 了

写真/芹澤裕介 文/岡本のぞみ(verb) | 2021.11.10

Q1起業家・経営者になったきっかけを教えて下さい。

ブランド構築の理論を、多くの企業にとって当たり前(=インフラ)にしたいと考えたからです。広告制作の現場からスタートし、ブランディングの仕事が増えていく中で、中小企業にこそブランディングが必要だと思いました。しかし、ブランディングはまだまだ大企業だけのもの。そんな現実を変えたいと、起業しました。

Q2貴社の強み、特徴を教えて下さい。

どんなブランディングも、強みを理念やコンセプトとして打ち出し、コピーやデザインに表現できなければ効果は出ません。当社では、正しいブランド構築の理論を背景に、戦略から広告制作まで一貫して提供できます。また、自社で開発した日本酒「本菱」でも、ブランディングを実践しています。プロモーションにとどまらない本物のブランディングで結果を出します。

Q3今後の展望、目標を教えて下さい。

2020年1月から、採用ブランディングのさらなる広がりを目指して「認定ディレクター制度」という仕組みをつくりました。採用ブランディングに関する正しい知識とスキルを身に着けた人たちが、しっかり効果を出せるよう定期的にトレーニングを重ねて研鑽しています。これが多くの企業にとって効果のある採用ブランディングを推進するきっかけになればと思います。

Q4経営理念について教えて下さい。

ブランディングは、企業の強みを引き出す仕事です。それがたくさんの人に魅力的に伝われば、その企業の商品やサービスを利用する人が増えます。その結果、いきいきとした生活を送り、企業を好きになり、入社する好循環が生まれるかもしれません。最終的に私たちの仕事は、“強みで生きる人を増やす”ことにあると考えています。

Q5ご自身の夢を教えて下さい。

ブランディングは、まだまだ特別なものというイメージがあります。そうではなく、ブランド構築の理論を当たり前(=インフラ化)にしたいと思います。起業したら、税理士を探すようにブランド構築しなければならないものだと認識されるくらいになるのが夢。企業にとって、正しいブランド構築をコンサルティングする私たちの事業が成功するくらい浸透させていきたいと思います。

むすび株式会社 代表取締役 深澤 了(ふかさわ りょう)

1978年山梨県生まれ。早稲田大学商学部卒業後、山梨日日新聞社・山梨放送グループに入社。広告代理店であるアドブレーン社にてCMプランナー/コピーライターののち、株式会社パラドックスへ。コピーライターとしてブランディングから制作物まで一貫して従事。2015年、早稲田大学ビジネススクール修了(MBA)。同年、むすび株式会社設立。2018年、書籍『採用ブランディング』を上梓し、採用分野の企業ブランディングにも注力。商品や企業を問わず、社内外への理念浸透を軸にしたブランド構築を進めている。

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vol.56

DXに本気 カギは共創と人材育成

日本アイ・ビー・エムデジタルサービス株式会社

代表取締役社長

井上裕美

DXは日本の喫緊の課題だ。政府はデジタル庁を発足させデジタル化を推進、民間企業もIT投資の名のもとに業務のシステム化やウェブサービスへの移行に努めてきたが、依然として世界に遅れを取っている。IJDS初代社長・井上裕美氏に、日本が本質的なDXに取り組み、加速させるために何が必要か聞く。
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