企画力

日本の最先端技術で 世界のエンタメを盛り上げる

株式会社ネクシィーズ・ワンダーウォール

代表取締役

藤原一秀

写真/芹澤裕介 文/岡本のぞみ(verb) | 2019.04.10

最先端の映像技術をひっさげ、空間演出を手掛けるネクシィーズ・ワンダーウォールの藤原代表。2018年はネクシィーズ・グループの一員としてサービスの土台づくりに努めてきたが、2019年、イベントや街づくりにエンタメが求められる日本で、いよいよ躍進が始まる。

株式会社ネクシィーズ・ワンダーウォール 代表取締役 藤原一秀(ふじわら かずひで)

1986年、京都市生まれ。中学校卒業後、高校をすぐに中退。直後に海外留学を経験後、大手テレビCM制作会社を経て映像ディレクターとして独立。フリーランスでテレビCM、ミュージックビデオ、ウエディングなど幅広い映像のプロデュースとディレクションを手がける。特に最先端の3Dホログラムを生かした演出で数々の実績を残す。2018年、株式会社ネクシィーズ・ワンダーウォールとしてネクシィーズ・グループの一員に。3Dホログラムを使った空間演出の分野での飛躍が期待されている。

 2020年に向け、さまざまなイベントや街づくりをする上で、盛り上げ役となる演出が求められている。空間演出のキーマンとして注目を集めているのが、ネクシィーズ・ワンダーウォールの藤原代表。

これまで、最先端の映像技術を手に、きゃりーぱみゅぱみゅやでんぱ組.incといったアーティストとコラボ。1万人規模の会場でステージ演出を担当してきた。一番の武器といえるのが、最先端3Dホログラム「PHシステム」だ。

PHシステムは、写真や動画で“映える”のも強み。「スマホで撮影しても肉眼で見るのと変わらないほど鮮明です。SNSとの相性もいいですよ」と藤原代表。

「PH(Projected Hologram)システム」とは、ステージ用のPHスクリーンと、店舗用のPHフィルムがあり、PHフィルムは特殊フィルムを窓ガラス面に貼ることで、プロジェクターから投影された映像が立体的に見えるといったものです。

これまでSF映画などで、空間に映像を浮かび上がらせる技術はありましたが、企業や自治体が取り入れるのはハードルが高かったはずです。それをフィルムやスクリーンで簡易的に表現することができるようになりました。

当社の場合は、3Dホログラム技術(PHシステム)のハードウェアとソフトウェア(映像コンテンツ制作)を一手に引き受けパッケージ化し、最良価格で提供できるのが強みです」

このサービスモデルは日本初。これまでエンタメ業界でしか使われていなかった映像技術が藤原代表の手によって、さまざまな業界に波及するかもしれない。そのため、2018年はネクシィーズ・グループに仲間入りし、サービス造りの土台をつくりあげてきた。

「この1年は準備に専念する期間でした。正直、大企業のグループという初めての環境に戸惑いもありましたが、そのおかげで “信用”がつきました。実際に2019年に入ってから依頼が殺到。打ち合わせに行っても、名前というバックアップがあるのを肌で感じましたね」

そんな藤原代表の2019年初めての大仕事は、ランボルギーニ社の新ショールームでの新車発表イベント。140人のランボルギーニオーナーを招いての盛大なパーティーだ。

「当日はPHスクリーンを使って、華やかなステージ演出を企画しました。まずはダンサーが音楽にのって現れ、3Dホログラムとコラボ。実寸大の新車3D映像を投影した後に、本物の新車が登場するという仕掛けがウケ、今までにない演出と好評を博しました」

その後も仕事の依頼は舞い込み、内閣府直々の案件や、スポーツ業界からの依頼、大手鉄道会社からの制作依頼もあるという。今後は、どのような展開を考えているのだろうか。

「多くの実績をつくり、2020年までにエンタメ企業として業界に名前を浸透させます。PHシステムはステージだけではなく、プロジェクター投影ができる環境であれば、飲食店やデパートなど業種を問わないのが強み。スポーツイベントやインバウンドを意識した自治体からの依頼は大歓迎です。新しい試みをどんどんやっていきたいですね」

日本各地では、アリーナスポーツやナイトスポットへのエンタメ需要が高まっている。2020年には、藤原代表が空間演出の仕掛け人になっていることは間違いなさそうだ。

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