企業成長力

加盟店にメリットもたらしフランチャイズに革命を

KBT-GROUP本部株式会社

代表取締役

岩本敦詞

写真/若原瑞昌 文/梅中伸介 | 2013.06.10

ネットショッピングが浸透し、宅配の需要が高まっている。独自のフランチャイズ制度で業界を席巻するKBT-GROUP本部株式会社の戦略とは……。

KBT-GROUP本部株式会社 代表取締役 岩本敦詞(いわもと あつし)

1970年北海道生まれ。私立北照高等学校を卒業後、2004年に上京。同年に関東経済物流運送株式会社を設立。2009年にはFC展開に着手し、KBT-GROUP本部株式会社設立。2013年6月現在35支店、車両 600台を達成している。

岩本社長が代表を務めるKBT-GROUPは、配送業者だが、フランチャイズ展開を行っており、関東に35の支店がある。在籍するドライバーは600名以上にのぼる。そのネットワークを駆使して、どのエリアへの配送も対応するのだという。そのため加盟店同士はライバルではなく、仕事を請け負い合う仲間なのだ。共存共栄がモットーだ。フランチャイズビジネスを行っている企業は他にもある。しかし、岩本社長は日本のフランチャイズのシステムに革命を起こしたいという。

「ほとんどのフランチャイズでは、親会社が一番儲かる仕組みになっており、いくら頑張って仕事をしても、加盟店が親会社より儲かることはありえません。また加盟しようと思っても、加盟料など初期費用もバカになりません。でも、うちのフランチャイズは、日本一安い初期費用で加盟できます。車両のリースも行っているので、お金がない人でもビジネスをスタートさせることができます。親会社よりも加盟店さんが儲かるシステムなんです」

愛車でのドライブも大切な息抜きの時間。夢を実現したからこそ得られる贅沢なひとときだ。

実は岩本社長は、KBT-GROUPを立ち上げる以前、多額の借金を抱えていた時期があった。苦しい生活のなかで、配送業で再スタートを切ったのである。そのためできるだけ少ない初期費用で始められるフランチャイズを目指したのだった。かつての自分がそうだったように、何かを始めたくても元手がなく困っている、でも、やる気はある、そんな人でも道が開けるようサポートするのが、岩本社長の今の夢なのだ。

「ネットショッピングが普及してきたことで、家庭への宅配を担当する配送業の需要が高まっています。今後、ますます市場は拡大して行くでしょう。そんな業界でフランチャイズの仲間と助け合いながら、みんなで儲けていきたいですね」

岩本社長の趣味は海水魚の飼育だ。種類の違う海水魚をひとつの水槽に入れる時には細心の注意を払う必要があるという。争い、時には他の魚を食べてしまうことがあるからだ。しかし、岩本社長の自宅の水槽は多種多様な魚が泳いでいる。絶妙のバランスで生態系が保たれているのだ。岩本社長の共存の精神は、こんなところにも息づいているのかもしれない。

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vol.40

「人とは真っ当に付き合え!」なぜ、幻冬舎・見城徹は圧勝し続けられるのか

株式会社 幻冬舎

代表取締役社長

見城徹

五木寛之の『大河の一滴』、石原慎太郎の『天才』。そして直近の浜崎あゆみをモデルにした『M 愛すべき人がいて』に至るまで――。数々のミリオンセラーやベストセラーを世に送り出し続けてきた幻冬舎の見城徹社長。 独特の“熱い言葉”が世の中に響き過ぎることもあるが、「圧倒的な結果」を残してきた背景には、見城社長が血のにじむような努力によって作家やアーティストとの関係を丁寧に築きあげ、彼らから絶大な信頼を得ていることが大きい。 人とのつながりをどう作り、強固なものにするのか? あらゆるプロたちに響く、人と仕事に熱狂するためのスピリットを伺った。
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