ファッション

春の装いに華を添える カラーニットを

写真/小林孝至 スタイリング/佐藤雄一 文/瀧川修平 | 2015.06.10

これからの季節、差をつけるなら鮮やかなVネックニットで差し色するのが最善策。スーツ、ジャケパンともに有効な上、カジュアルスタイルにも使い回せるコスパ抜群の一手です。

【JOHN SMEDLEY ジョンスメドレー】老舗の今季狙い目は新色レモンイエロー

歴史に裏打ちされた上質なハイゲージニットを求めるなら、イギリスのダービーシャー州リーミルズで1784年に創業したジョンス メドレーこそ賢い選択。中でもこれから春にかけてオススメしたいのは、かのエリザベス1世が惚れ込んだというシーアイランドコットン製の色鮮やかなVネック。長さ35㎜以上、シルクに次ぐほど細い1/100㎜という最上級の超長繊維綿が使用されているため、極上の肌触りと光沢感は他ブランドの追随を許しません。

JOHN SMEDLEY ジョンスメドレー 2万9000円(税抜き)/(リーミルズ エージェンシー TEL:03-3473-7007)

【CRUCIANI クルチアーニ】こなれた風合いと細身のリブがキモ

イタリアはペルージャが誇る名門が1966年創業のクルチアーニ。その新作となる27ゲージのコットンニットは、ホワイト、ブルー、ネイビー、ライトグレー、ライトベージュ、ライトブラウン、ライトイエロー、ピンク、グリーン、ダークブラウンの全10色がアドバンテージ。ヌーディな中間色が多いのも愛好家から注目を集める理由で、特にグリーンは洗いを掛けたような色褪せ具合が味わい深さ満点! ラフにもこなせるバイプレイヤーです。

CRUCIANI クルチアーニ 3万5000円(税抜き)/(クルチアーニ東京ミッドタウン店 TEL:03-5413-0651)

【massimo alba マッシモ アルバ】ミラネーゼ御用達のリッチなカシミア製

数々の名門で経験を積んだ後、2006年に自身の名前を冠したブランドとしてデビューしたマッシモ アルバもイタリアが誇る注目株。ビッグメゾンを渡り歩いてきたデザイナーだけあり、カシミア使いに一家言があります。まだ寒さの残る初春には、起毛感のあるボルドーニットこそベストチョイス。こっくりとした色合いゆえ、秋の差し色としてはもちろん、春の装いの引き締め役にもうってつけ。値は張りますが、その価値は言わずもがなです。

massimo alba マッシモ アルバ 8万6000円(税抜き)/(マッシモ アルバ 東京 TEL:03-5411-5651)

【VERTO ヴェルト】爽やかでスポーティなコートスタイルに

1950年代にオーダーニットのみを扱う、職人気質なファクトリーとして創業。60年代にはフェラガモやランバンなどの一流メゾンの名品を製作してきた実力派が2004年に立ち上げたフィレンツェの気鋭こそ知る人ぞ知るヴェルト。ここで買い足したいのが、太めの合わせリブにラインの入ったチルデン風ニット。カシミア製ゆえ肌触りの良さはお墨付き。とりわけブルー系のジャケットとの相性が良いので、ビジネススタイルにはもってこいです。

VERTO ヴェルト 5万円(税抜き)/(チョークストリーム 目白 TEL:03-5982-7388)

【Letroyes ルトロワ】サイドビューも美しいシームレスの丸胴仕様

脱ぎ着のしやすさとカジュアルな抜け感を求めるならカーディガンもオススメです。今回本誌がリコメンドするのはフランスの専業ブランド、ルトロワの「アンリ」。身頃の脇にシームが無い作りは、マイユと呼ばれる丸胴編み機で作られた賜物。これによりシャリ感のある着心地が余すところなく感じられます。太めの前立てや光沢感のある同トーンのボタンも好アクセントに。冬はインナーに、春はアウターとして重宝すること間違いありません。

Letroyes ルトロワ 2万1000円(税抜き)/(ビームス 銀座 TEL:03-3567-2224)

SUPER CEO Back Number img/backnumber/Vol_56_1649338847.jpg

vol.56

DXに本気 カギは共創と人材育成

日本アイ・ビー・エムデジタルサービス株式会社

代表取締役社長

井上裕美

DXは日本の喫緊の課題だ。政府はデジタル庁を発足させデジタル化を推進、民間企業もIT投資の名のもとに業務のシステム化やウェブサービスへの移行に努めてきたが、依然として世界に遅れを取っている。IJDS初代社長・井上裕美氏に、日本が本質的なDXに取り組み、加速させるために何が必要か聞く。
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